沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落して13年になる13日、同大は墜落現場モニュメント前で「普天間基地の閉鎖を求め、平和の尊さを語りつぐ集い」を開きました。
学生代表2人が意見を表明。2年生の女性は「沖縄の真っ青な空に大きな黒い影をつくり、恐ろしい爆音をたてて、米軍機が飛行している」と語り「沖縄の戦争はまだ終わっていない」と訴えました。
前津榮健学長が「事故が起き、あっという間に米兵がなだれ込んできて大学を占拠し、大学が大学でなくなった」と当時見た体験を振り返りました。
その後、前津学長は声明文を読み上げました。オスプレイが、昨年末には名護市安部(あぶ)で、今月には豪州で墜落したことに触れて「普天間飛行場の状況は改善されるどころか欠陥性が指摘されるオスプレイが飛行して危険性は増大するばかり」と指摘。
「県民の強い反対を受けても辺野古新基地建設を続けようとする日本政府に沖縄県民の不信は増幅するばかりだ」と訴え、日米両政府に普天間基地の即時閉鎖、撤去を求めました。
声明文は日米両政府に送付します。さらにインターネットを通じて、うちなーぐち(沖縄の方言)、英語、中国語、韓国語など多言語で発信します。