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ふとん、暖かい年越し ― 都内ホームレス支援 NPO「もやい」が呼びかけ

2017-01-08 | 人権・生存権・労働者の権利を守ろう

 年末年始にかけて、ホームレスの人たちへの生活支援に取り組む行動「ふとんで年越しプロジェクト」が31日、東京・豊島区内で行われました。同プロジェクトは、今年で4年目になります。呼びかけ人は、NPO法人「自立生活サポートセンターもやい」の大西連理事長。

 公的な社会保障制度の支援を受けようとしても、年末年始の時期には、担当する行政機関の窓口が閉まります。そうした時期に、都内各地の民間団体や個人に呼びかけて、支援を必要とする人々に「ふとんで年越し」をしてもらおうと、支援物資や生活費の配布、宿泊場所や医療のサポートを提供することが目的です。

 支援者らは、同区内のホテルを借りて設置した臨時シェルターや宿泊所を訪問。ホームレスの人々に支援物資や1日分の生活費を提供し、今後の生活相談や医療相談を行いました。

 臨時シェルターで生活しているホームレスの男性(60)は、「生活に必要な金がなく苦しい」と語り、体力の低下や病気などで、働きたくても働けないと窮状を訴えました。「こうした活動はとてもありがたい。アパートを借りて1人暮らしができるようになりたい」とも話しました。

 臨時シェルターには、住み込みの派遣で働いて雇い止めにあったという若者も避難しています。

写真

(写真)診察を行う谷川智行氏=31日、東京都豊島区

医師の谷川氏も

 行動には、医師で日本共産党衆院東京比例代表予定候補の谷川智行氏が参加。臨時シェルターを訪問してホームレスの人たちの医療相談を行いました。谷川氏は、「一人ひとりに寄り添った個別の支援を行っています。雇用のルールを壊し、貧困を広げてきた政治の転換を進めていきたい」と訴えました。


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