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沖縄県議補選 比嘉(那覇)・具志堅(名護)氏当選 - 翁長与党 安定多数を獲得

2014-11-18 | 安保・沖縄を問う!アメリカの占領下か!

 沖縄県知事選と同時にたたかわれた県議補選の那覇、沖縄、名護各市区が16日投開票され、同県名護市辺野古の新基地建設反対を掲げて圧勝した翁長雄志氏(64)の確認団体「ひやみかち うまんちゅの会」が支援した前日本共産党那覇市議の比嘉瑞己(みずき)氏(40)、前日本共産党名護市議の具志堅徹氏(75)=ともに無所属新=が、それぞれ自民党公認候補をやぶり、当選を果たしました。島袋恵祐(けいすけ)氏(28)=同=は健闘したものの、当選には及びませんでした。

 県議補選の結果に伴い、翁長知事を支える新たな与党県議は、定数48のうち、翁長氏支援に回り自民党を離党した1人、翁長氏を支援した公明県民無所属1人を含む合計25人となり、安定多数を獲得しました。

 同日投開票された那覇市議補選(欠員2)で、「うまんちゅの会」の支援を受けた永山盛太郎氏(50)=無所属新=は、健闘しましたが、及びませんでした。

 

「歴史動かした」 喜びの涙

那覇市区 比嘉 瑞己さん

 

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(写真)初当選し、喜びを爆発させる比嘉氏(右から3人目)と(左へ)赤嶺衆院議員、渡久地修県議ら=17日、那覇市


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(写真)支援者らと当選を喜ぶ具志堅徹氏(中央)=16日、沖縄県名護市

 

 日本共産党の前田政明県議が昨年、不慮の事故で急逝したことに伴い行われた補選。日をまたいだ17日0時15分、当確の一報が選挙事務所に入ると、支援者は涙を流して抱き合い、喜びをかみしめました。

 

 「みなさん、歴史を動かしましたよ!」―。比嘉瑞己氏の力強い一声に事務所の熱気はピークに。「新基地を押し付ける勢力に明確な審判を下した結果であり、『建白書』実現をめざす歴史的な県民の勝利です」と意義を強調。「前田県議が瞳のように大事にしてきた県民の共闘を何より大切にし、翁長新県政を支えていくために頑張りたい」と抱負を語りました。

 

 「かりゆしグループ」最高経営責任者(CEO)の平良朝敬氏も駆け付け、「翁長新県政のもとで沖縄の基地を全部なくそう。『オール沖縄』で頑張ってほしい」と激励しました。

 

 比嘉氏は17日昼、さっそく那覇市の県庁前で宣伝し、県民に決意を訴えました。

 

新基地ノーの民意 3連勝

 

名護市区 具志堅 徹さん

 

 「沖縄の夜明けは名護から始まって、うまんちゅ(みんな)を動かした」―。16日午後11時ごろ、具志堅徹氏の当確の報を受け、選対本部長の屋比久(やびく)稔市議会議長がこう叫ぶと、100人近い支援者らであふれる事務所は拍手と歓声、指笛に包まれました。

 

 新基地建設が狙われる辺野古を抱える名護市。「海にも陸にも基地を造らせない」と訴える稲嶺市政の誕生以来、保守・革新を超えた全与党が結束を強め、「オール沖縄」の原動力になってきました。

 

 これで1月の市長選、9月の市議選に続き、新基地ノーの民意は今年、名護で3連勝です。具志堅氏は「翁長知事を誕生させた県民の思い、名護市長とともに私も新たな決意で沖縄の誇りを全国に発信したい」と語りました。

 

 一夜明けた17日早朝には辺野古を訪れ、座り込みテントの市民らにあいさつ。午後は市内街頭で新県議としての決意を訴えました。

 

 選挙事務所につめかけた男性(69)は「戦争につながる基地はすべて撤去を。徹さんには市議のとき以上に頑張ってもらいたい」と期待を語りました。

 


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