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白人至上主義者擁護の米大統領に抗議 “人種差別嫌うの当然” 全米主要都市で集会・デモ

2017-08-21 | 国際ニュース・世界情勢

米南部バージニア州シャーロッツビルで、集会を予定していた白人至上主義団体とそれに反対する人たちとが衝突し、死傷者が出た事件から1週間となる19日、東部ボストンのほか米主要都市で、差別に反対し、白人至上主義者を擁護するトランプ米大統領に抗議する集会が開かれました。

 そのうち南部ジョージア州のアトランタでは集会とデモ行進が行われ、数千人が参加しました。現地からの報道によると、参加者は、ネオナチや人種差別的な極右運動「オルト・ライト」、トランプ氏などに反対すると書かれたプラカードを掲げて、市内中心部の公園に集合。デモ行進が進むにつれて参加者が増えていきました。

 主催者団体「ジョージア社会正義連合」のジェーネル・グリーン氏は地元メディアに対し、「ナチスや白人至上主義者を嫌うというのは当たり前のことだと思う」と述べました。

 また南部テキサス州ダラスでは、白人至上主義に反対し、その象徴とも見なされる南北戦争の南軍指導者の像を撤去することを求める集会が開かれ、警察発表で2300人が参加しました。

 集会は南北戦争メモリアルにほど近い市役所前広場で開かれ、演説に立った作家・社会活動家で牧師のマイケル・W・ウオーターズ師は「今こそダラス市にとって正しいことをすべきだ。戦争記念像を撤去しよう」と訴えました。

 このほか、ニューヨークでも現職・元職の警察官らが人種差別に反対する集会を開きました。

 

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