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「障害者65歳の壁」押し返す!

2017-09-14 | 守谷千津子(さいたま市南区 市議会議員) 行動記

さいたま市議会議員 守谷千津子

昨日の一般質問、最初の質問事項です。


今、障害者支援法によってサービスを受けている方が

65歳になった途端に

介護保険サービスを優先的に使うことが定められています。


このことから65歳以上の障害者は

今まで受けられたサービスが削減されたり

取り上げられてしまったり、と

様々な不利益が生じています。

無料であった利用料も1割負担が発生します。


この問題で、私は全盲のTさんから相談を受けました。

Tさんの人権、生きる権利にもかかわる

あまりのひどい実態に呆然としました。


幸いにも先ごろ、担当課の実態見直しによって

Tさんの支援は改善され、元のサービスに戻されました。

この問題、市の担当課に何度も是正を求めて

ようやく元の支援を取り戻したものですが

このことは、「しんぶん赤旗」日曜版8月20日号に

大きく掲載されました。

8月20日記事2


この問題を確認の意味も含めて

昨日の一般質問でとりあげました。


●国にこの矛盾した制度を廃止するように意見をあげる

●介護保険サービスに障害者支援のサービスを上乗せすること

●経済的に困難な人には

介護給付費なども自治体が負担する

●役所内での横の連携を強化して再発を防止する

等々を確認することができました。


本当に良かったです!


岡山県の障害者の方は、この制度は

障害者の人権を蹂躙して、憲法に反すると

国を相手どって裁判を闘っています。

全国の人たちを少しでも励ますことができれば良いのですが。


事例に取り上げたTさんがヘルパーさんに伴われて

傍聴に来てくれました。

Tさんは

「本当に良かった。役所が答弁してくれたことで

同じように辛い思いをする人を無くせれば嬉しい」と

言葉を残してくれました。


この問題、さいたま市がこのように前向きの答弁で

改善方向を示してくれた背景には

国会での高橋千鶴子衆院議員、小池晃参院議員などが

繰り返し質問して

厚労省から地方自治体に対して「事務連絡」文書で通達して

いたことによるものです。

国政と地方政治の連携、本当に大事です!


先日、サービスが戻ったときのTさんとのスナップ写真です。

井上さん1


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