「平和の波」山梨実行委員会は24日、ヒバクシャ国際署名行動を、富士山や勝沼ぶどうの丘公園など県内4カ所の観光地で行いました。
日本一高い所から平和の波を起こそうと富士山5合目(標高2305メートル)で取り組まれた署名活動には20人が参加。中国語と英語の話せる実行委員会の2人のメンバーも参加し、日・中・英の3カ国語で書かれた横断幕と署名用紙を準備。ハンドマイクでも3カ国語で署名を呼びかけました。
大型バスで訪れた中国からの観光客は、中国語の署名用紙に書かれた「被爆者」の文字を見て次々と署名に応じていました。署名した20代の女性は「日本に来て一番意味あることをした。戦争はイヤだ」と話しました。
オランダから来た男性は「日本が核兵器に反対するのは大切なことだ。私たちも反対だ」と話し、握手しました。
アフリカのコンゴの男性(30)は「広島に行ったことがある。核兵器はなくすべきだ。国には紛争があるので平和を希望する」と力を込めて署名しました。
福島県浪江町や長崎出身の若者も署名に応じ、激励とカンパが寄せられました。
署名活動は1時間半行われ、富士山で179人分、4カ所で合計397人分が集まりました。