日本共産党の大平喜信、高橋千鶴子両衆院議員と井上哲士参院議員、垣内京美衆院中国比例候補は5日、広島市内の養護ホームなどを訪れ、花束を贈って被爆者を見舞いました。
原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」では、ホールに集まった30人ほどの入所者に拍手で迎えられました。
広島市出身で被爆2世の井上氏は「今年はみなさんに嬉しい報告ができる」と述べ、国連会議での核兵器禁止条約の採択について報告。「条約には被爆者へのみなさんの支援が明記されました。みなさんが安心して健康で暮らしていけるように国の支援を求めて力を尽くしていきたい」と新たな決意を表明しました。
同施設の小川博司園長は「被爆者のケアを第一に、子どもたちに被爆体験を語り継ぐことで恒久平和に役立てていきたい」と述べました。
広島県被団協・被爆者相談所では、県被団協の佐久間邦彦理事長や吉岡幸雄副理事長らとヒバクシャ国際署名の取り組みについて懇談しました。
佐久間氏は「(日本政府に)核兵器禁止条約を批准してほしいという被爆者の強い思いを届けてほしい」と要望しました。
高橋氏は「核兵器禁止条約を実効性のあるものにし、政治にいかすために頑張っていきたい」と述べ、国会で被爆者援護法の改正に取り組むことを約束しました。
広島赤十字・原爆病院では、有馬準一副院長と懇談。被爆直後の困難な状況での医療活動、白血病や悪性腫瘍の治療など被爆者医療の拠点として同病院が果たしてきた役割について説明を受けました。
同日の行動には、辻恒雄県議と広島市議団が参加しました。