「福島を忘れない」「伊方の稼働を許さない」―。「再稼働の一番手」に狙われている四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働を許さないと訴える「NO NUKES(ノーニュークス)えひめ」(主催「伊方原発をとめる会」)が1日、松山市の城山公園で開かれました。雨天の中、四国をはじめ全国各地域から約8000人(主催者発表)が集まり、集会後、市内をデ行進しました。
(写真)デモ行進するノーニュークスえひめ集会参加者
(前列右から2人目は笠井亮衆院議員)=1日、松山
集会は午前10時から、昼を挟んでスピーチと音楽が4時間続きました。「とめる会」の草薙順一事務局長は「伊方だけでなく、世界から原発をなくそう」とあいさつ。「伊方原発をとめまっしょい☆若者連合」は太鼓と手拍子のリズムに合わせた「とめまっしょいコール」を披露。地元の障害者や福島県からの避難者、「伊方原発運転差止訴訟」原告に加え、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんらが「再稼働を許さない声を大きくしよう」などと語りました。
日本共産党の笠井亮衆院議員は汚染水問題や安倍政権の狙う原発再稼働・輸出、原発情報隠しを可能にする「秘密保護法案」の危険性について報告。「国民の多数が『再稼働反対』です。原発ゼロの社会を一緒につくろう」と呼びかけました。吉川元衆院議員(社民)、山本太郎参院議員もあいさつしました。
「原発から脱却して安心できる社会を目指そう」とする集会決議を採択しました。
三好幹二・西予市長や日本共産党の志位和夫委員長をはじめ、社民党、沖縄社会大衆党の代表などから、連帯メッセージが寄せられたことが紹介されました。