質素な毎日☆ひとりごと

主婦 斜め上からみる雑感いろいろ。

貧困とプラスチックゴミ

2019-05-09 14:25:43 | 環境問題
テレビ東京の未来世紀 ジパングを観た。
フィリピンのゴミ問題である。

そのプラスチックゴミは 想像を絶するほどのものだ。

40キロのプラスチックを食べ死んだクジラ。

その中には バナナ農園で使われることプラスチック袋が。

日本に品質の良いバナナを輸出するために、バナナ一房ごとにビニール袋をかけ、さらに農薬除けのビニールをかける。

そのビニールは 放置され、風に飛ばされる。

同じようなことは 日本の農業でもやっている。

ビニールハウス、草除けのマルチカバー
肥料袋で風除けなど

台風が来たらあっという間に飛ばされてしまう。

草除けのマルチカバーなどは 日光に当てられ、ボロボロになっている。もうすでに マイクロプラスチック入りの土壌で作られた作物を私たちは食べているだろう。

日本の農業も自分たちのプラスチックが海に流れてしまうという危機感がない。

さらに、衝撃的なのは、海沿いに暮らす住民。

下は海のところに、住居を建てて住んでいる。住居の下はプラスチックゴミや汚物だらけ。

そんな海で取った魚を 子供達が プラスチックを燃やして焼いて食べている。

笑顔の子供達が痛ましくて泣けてきた。

子供達は 汚染 という言葉すら知らない。

また、貧困者向けに 安価で小分けのお菓子が多いらしく、それらはすべてプラスチック包装。

日本だってそうだ。

安価なプラスチック製品に群がる。100均なんて、プラスチックの山。安いから使い捨てる。

さらに、フィリピンの屋台では、プラスチックの皿の上に ビニール袋をかぶせ食品を乗せ、ビニールごと捨てれば、洗う手間が省ける。素手で食べると手が汚れるから、手にもプラスチック手袋。

彼らは悪人ではない。

知らないだけ。

そのプラスチックがゴミ箱から何処へ行くのか。

また、フィリピンには フィリピン以外の国から 不法なゴミが送られてきて処分に困っているらしい。

お金をもらってゴミを受け取っているのか?

日本からもコンテナ120個分の不法ゴミがフィリピンにあると番組では言っていた。

貧しいから お金がもらえるなら何でもする人がいる。地球や人間、その他の生物のことなんて関係ない。

自分の快適さ優先。

流石の夫もこの番組を見て 絶句していた。

便利!快適!

その陰で犠牲となるものがある。


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