
最近はこちらの本を読んでいる。
私の祖先は何を食べてきたか?昔の食事とは? 現代に何を食べるか?
などに興味があり、近年、その種の本を読む。
が、なかなか イメージできなかった。
何にもあらせんなんだ。
今は毎日正月みたいな食事。
と聞いても ピンとこなかった。
しかし、やっとわかったことがある。
それは、昔の食事とは、冷蔵庫や冷蔵技術の無い食事だという事。
冷蔵できないものなら 容易く想像できる。
米、味噌、乾燥わかめ、高野豆腐。
卵、その日に食べる分だけの菜っ葉。 あるいは漬物。
かぼちゃ、芋。
これらあたりで再現出来そう。
しかし、卵は昔は手になかなか入らなかっただろう。
圧倒的に動物性タンパク質不足だ。
魚といえば、山国は鮎、ふな、。海国はイワシがどの地方でもメジャーだった。
イワシ…あまり好きではない。
私など平均身長より、5センチ以上大きく、父も戦前の生まれなのに175センチもあった。
しかし、父の妹弟は身長は低い。当然 祖父母も小さい。
父が何故そんなに大きくなったか、父は突然変異だと言っていたが、
そうではなく、
なんと戦前のころに牛乳を飲んでいたらしい。父が幼い頃は家業は景気がよく、女中丁稚もいたとか。
戦前に牛乳が飲めるような子供はかなりの少数派だが、そのせいで父は身長が伸びた。
私も幼い頃から牛乳由来の飲み物をたくさん与えられてきたので、身長が伸びたと思われる。
日本の伝統的な食事だけだと、多分小柄になるだろう。
しかし、最近の世界人口の増加から考えれば人類はダウンサイズしてもいいんじゃないかとすら考える。
しかし、小柄だと 運動面では劣るだろうし、戦争で肉弾戦となると不利かもしれない。

これは熊本の食事の例。肉も卵も牛乳もない。
野良仕事には間食があるが、芋、とうもろこし。
こちらの本を読んだ後に 買い物に出かけると、現代は 肉肉肉! 魚の種類も多く、刺身もある。海老もある。
ピザだの餃子だの おはぎも揚げ物も売っている。
地球の裏側のものもたくさんある。
目眩がする。
こんなに飽食でいいのか?バチが当たるのではないか?
かつての粗食にしてみようと思っても、ものすごく物足らなくて、しかも美味しく作れなくて 愕然とする。
私の舌も肥えてしまったようだ。
在るものを選択しない生活というのは非常に苦しいものだ。誘惑に負けてしまう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます