下の娘が高一の時、家内が河原に捨ててあった子犬を連れて帰り、飼い始めてからやがて19年、数年前肛門に癌のような物ができて、病院にいったが高齢のため手術はしてもらえませんでした。でも、今では落ちついているようです、耳はほとんど聞こえない様子、目も見づらそうですが散歩にはいっています。悪い道は歩かれません。
これまでも何匹か飼ったのですが早く亡くなったり、居なくなったりしましたが、今の犬は小さい頃からとても人なつっこく、みんなに可愛がられました、そして、よく頑張ってくれています。ペットとして可愛がられている動物達、たくさんおりますが、犬、猫がやはりおおいようです。しかし、捨てられるものもかなりの数になっています。
飼われている数、正確にはわからないのが現状のようですが、毎年、処分される犬、猫だけでも何十万匹です。ここに平成11年度に殺処分されたものがあります。この数字は毎年大きくは変わっていないそうです。
犬の殺処分 280819匹 猫の殺処分 274463匹
買い主の持ち込み 144371匹 274557匹
迷い犬の捕獲 250363匹 1005匹
返還・譲渡 30000匹 1247匹
このうちで迷い犬猫、捕獲と言うのは、俗に野良犬と言われるものでなく、ほとんどが首輪をした飼い犬、つまり、元は飼い犬だつたと言うこと。 それが、要らなくなった、 飼えなくなった、大きくなった、 代わりの物が出来た。等、勝手な理由によって棄てられているようです。
しばらくは大切に育てられたにしても、最後がこれでは、動物たちが可哀想です。その上、処分はどうなっているかと言うと、持ち込まれた犬はそのままゲージに入れられますが、猫は、特に呼吸数の少ない子猫などは死ににくい為、麻袋に数匹詰められ、ガス室での処分です。此処で使われるガスは二酸化炭素で、室内の空気を徐徐に抜きながらガスを入れていく方法だそうです、
犬は10分、猫は15分の嘖射で安楽死ではないようです。又、処分された動物は焼却されますが、焼却された骨や灰は麻袋につめられて、積み上げられたまま放置されます。産業廃棄物の場合なら処理場での受け取りが可能ですが、この灰を受け取ってくれる民間企業はあまりなく、ある処分場では過去10年間にわたる動物たちの灰が山積みとなっているところもあるようです。
そしてベットブームの裏にはこんなこともある事、一旦飼うことを決めたら、最後まで責任を持ってほしい、買い主が棄てたら、棄てられた動物達はこんなに苦しみながら死んで行くことを 知ってほしいと訴えています。こうして現実と向かい合い真実を知ることが、私達一人一人が(命) と言うものに対して、改めて考える事が出来るのではないかと思います。
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