老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

極まる姿

2007年06月10日 | Weblog

                                                               

                 一瞬の気力                 同時刻

前にも犬猫の安楽死を記事にしたことがあるが、今回徳島県内で2006年安楽死処分された犬猫7434匹となっている。前年より305匹少なく3年連続で減ってはいると言うものの少ない数字ではない。一日当たり20匹ほぼ1時間に1匹の処分となる。2006年収容された犬猫4543匹内飼い主や新たな里親が見つかり、返還、譲渡されたのは345匹7.6%に過ぎず後は処分となった。

県動物愛護管理センターに犬猫を持ち込んだ飼い主の理由の言葉がなんとも呆れる。それは、言うことを聞かない、躾けに時間がかかる、流行でないから、等々の理由、他の命を命とも思えぬものに動物を飼う資格はないのではないかと思う。17年前河原に捨ててあった子犬を連れ帰り育てて昨日6月9日息を引き取った。

1年ほど前から目はほとんど見えないようす、足も弱っていて小さな段差でもつまずくようになり散歩もままならなかった。6月7日起き上がることも出来なくなり、何も食べなくなった。6月8日伸ばした足は硬くなっている。新しい敷物に変え、もう一度写真を撮っておこうとカメラを向けた、目も閉じられなくなっている、シャッターを切ろうとして止った。

水も頭を上げてやらないと飲まなかったのに、自分で頭を上げる、急いでシャッターを切る、もう一枚と思ったが力が続かなかったのか頭は降りてしまっている。二枚は取るつもりでいたからカメラを向けているとなんとまたまた頭を上げてくれる、前と同じほんの数秒。

最後の最後の力で頭を上げ生きている姿でカメラに納めさせてくれたと思う。そして9日の朝、息はなかった。言葉の通じ合う人間でも自分の思うようにはしてくれない、まして違う世界に住む動物、簡単ではないが時間と愛情をかければ必ず通じ合う心は育つと思う。


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