…ほんっとに、更新止めてて申し訳ございません…
やっと、三隻目のミサイル艇に参ります。
激しく揺れているミサイル艇に、覚悟を決めていざ乗艦せん
と、意気込んだのはいいけど、前方ですでにやばかったね(笑)
この辺りにいらした海曹さんと、お話して気を紛らわせてみるも、
高速艇が過ぎ去るたびに激しく揺れ、私、相当やばい感じに…(-_-;)
風も強かったし。
しかし、艦艇を愛する身で、ここで引き下がるわけにはいかない
がんばって、艦橋に上がります。(ところで、「艇」でも艦橋っていうんですね)
噂に聞く、ミサイル艇の艦橋。
横一列にびっしりと座席があり、もちろん、シートベルトがあります。
見た感じ、艦橋というよりも、飛行機のコックピット見たいだなと思いました。
ご存知の方も多いと思いますが、ミサイル艇はもんのすごく早い(最高44ノット)ので、
立ってられないので、こうやってシートがあるんですね。
この前、某イージス艦の方から聞いた話しで
「ミサイル艇が出港する時『全員シートベルト着用!』って聞こえてくるんですよね(笑)
初めて聞いた時は『シートベルトって、えぇ?!』って思いましたよ」
と仰ってました。
通常、他の艦艇では凡そ聞かない号令ですよね(笑)
ところで、ミサイル艇の艇長席のシートはレカロ(←走り屋さんたち御用達シート)だと聞いておりましたが、
質問したところ
「さぁ?それはちょっとわからないです」
と返ってきました。
私もだいぶグロッキーなので、もういつもの会話のキレもないまま、シートの一つに座って休んでみるけど…気分は一向によくならない。
しばらくしたら、艇内放送で
「ご気分が悪くなられた方は、お近くの乗員に…」
と流れてきたので、とりあえず、外に出た。
外の空気を吸うと、ちょっとは気分がよくなるかな~という淡い期待は、激しい揺れに打ち砕かれたのである。
その時、再度、艇内放送が流れた。
「ご気分が悪くなられた方は…」
ちょうどそのタイミングで、海曹さんがご登場。
「す、すみません…あの~…ちょっと…気分が…」
「あっ。大丈夫ですか?こちらからゆっくり降りてください」
と、後部甲板を前に、無念のリタイアをいたしました
…というわけで、翌日、リベンジしました。
この日は、昨夜偶然合流したSさんと一緒に見学しました~
なので、キレイな写真を頂きましたので、どうぞご覧くださいませ
(Sさん、ありがとうございました)
この日は、前日は全く気付かなかった艦内神社(艇内神社というべき?)を発見
やっぱりあるんですね~。
見かけるとうれしくなります。
そして、ここの近くには海曹さんが立っていらしたのですが、
ここにいると、なんか妙にいい匂いがしてくるので
「なんか、やけにいい匂いですけど、お昼の準備中ですか?
…あっ、でもミサイル艇ってキッチンないんですよね?」
と問いかけると
「いえ、ワンルームマンションにある、あの小さな最低限調理できるくらいのスペースはあるんですよ。
乗員が昨日イカを釣ってきたので、今日みんなで食べるんです(笑)」
知らない間にF作業が行われていたのか…(笑)
でも、うれしそうな海曹さんがかわいかったです( *´艸`)
ミサイル艇って、少ない人数で動かさないといけないので、ベテランしか乗れないらしいですね。
でも、体力的には若くないと無理だともいわれるし、難しいですね…。
聞いたところ、機関長は「長」とついている割に、一人しかいないらしく、
入出港時は全て一人で行っていらっしゃるので、どんな時でもいかなる時でも、交代はないそうです…。
そんな機関長さんにお会いできなかったのは、甚だ残念でした。
そして、二日目は、後部甲板へのリベンジを果たしました。
この日は前日と比べても風が強くなくて、前日ほど揺れなかったんですよ。
「昨日は、気分が悪くなった方もいらしたみたいですね~」
と言われましたが、それが、私だけでないことを祈ります…。
ところで、この二日間、ミサイル艇だけは、自衛艦旗が「合戦準備」になっておりました。
なんだってそんなにやる気満々なのか不思議に思っていたら、単に、後ろだと邪魔だから、といわれました。
後ろに行くと分かりましたが、かなり自衛艦旗が迫っており、確実に見学者にバフバフなりそうでしたから、そういうことなのでしょう。
ちなみに、他の二隻からも、ちょっと疑問に思われていたようですね(笑)
「あいつら、どうしたん?」
みたいな(笑)
とまぁ、こんな感じで、二日でようやく、ミサイル艇の見学を終了いたしました(-_-;)
ここまで見たら当然、自衛艦旗納め、掲揚、出港を見てからでないと帰れません。
実は、さっさと帰る予定だったんですけどね…やっぱり無理でした(笑)
…というわけで、続きます。