きりさめの続きを書かねばならない所ですが…
やっぱり~ですね、
7月1日に、
ついに
集団的自衛権が閣議決定されましたから、
ねぇ?言わずにいられないですよね?
以来、ネットでも、いろんな主張が出回ってるのを見て、
あまりにもひどい認識不足と理解不足にイライラが募り、
一回アウトプットしないと、とても次に進めないので、
書くことにしました。
言うまでもないですが、
私は、集団的自衛権賛成派です。(←いまさら、ってかんじですけど)
で、
別にね、反対している人がいてもいいんですよ。
どんな意見にでも、反対っていうのは、必ずあるのだから。
それは仕方ないし、それを変えようとも思いません。
どうせ、変わらないし。
ただ、
これに関しては、基本的に、
自衛隊に対して理解していない人、
自衛隊と直接関わったことがない人、
集団的自衛権をきちんと理解していない人
が、
極めて感情的に反対していますね。
これらも、サヨクはもう、最初から理解する気がゼロなので、別にいいとして、
そうでない人たち…
別にサヨクではないけど、サヨクの意味不明な扇動に流されている人たちや、
全く自衛隊を理解していない人がイメージで反対しているのが、
どうも鼻について、嫌悪感が込み上げてきます。
タイトルから、敵対的な事を書きましたが、
ちゃんと理解していないなら、反対なんていう権利はないですよ。
無責任すぎます。
私は、以前よく「TPP」についてどう思うか?
と質問されたことがありましたが、
何をどう調べても、イマイチ理解できず、
自分の中で、確固たる答えを導きだせなかったので、
「わからない」
と回答していました。
分からないのに、賛成も反対もどちらの意見も言う権利はないと思うからです。
で、ネット上に広がる明らかに変な論理で、
感情的に反対を煽っているイライラさせてくれる代表的な項目を逐次挙げてみました(笑)
前も書いたと思いますが、
ヘソで茶を沸かすくらいの話が、これ。
「集団的自衛権が決定された!次は徴兵制だ」
はぁ…。
馬鹿かと(笑)
こうやって、とにもかくにも危険を煽りたいのでしょうけどね、
もうね、ご飯を炊こうと思って炊飯器にお米を入れたら、
翌朝、パンができてました
くらいの話ですよ。
炊飯器と
ゴパンを間違ったとしても、ご飯を炊くつもりで仕込んだら、
絶対にパンはできませんのでね(笑)
そもそもですね、
徴兵制なんかしても、どうせ使えませんから、そいつら。
自衛隊に余計な労力と手間がかかるだけで、無意味です。
だいたい、これで不安を煽る人も、乗せられる人も、
戦争のイメージが、大東亜戦争時代で止まってんじゃないの
現代の戦争と60年前の戦争って、全然違うんですけど~(笑)
頭数さえ集めればいいわけじゃないんですけど~。
基本的に、今は、
ミサイルの撃ちあいですからね~。
飛んでくるミサイルを迎撃するには相当の錬度が必要です。
素人なんぞ使えませんし、
そもそも、普段、オフィスワークすら真剣にできない人たちが、
ちょっと訓練したくらいで、戦場で使えるわけがないじゃん。
自衛隊の皆さまの負担が増えるだけです。
そんなわけで、
徴兵制なんぞありえません。
はい、次~。
「日本人である自衛隊を海外に派遣して、海外で犬死させるのは許せない」
…なんでしょうねぇ。
一見、人道主義的な発言に見えますが、
自衛隊支持者を取り込もうとしている意図がはっきり感じられますね。
サヨク臭がプンプン臭いますね。
なぜか?
この発言をしている人たちは、基本的に普段は反自衛隊派で、
普段、自衛隊に対する人権侵害も甚だしい言動の人たちだからです。
その人が何を言っているかではなく、何を意図しているか、です。
恐らく、昨今の自衛隊人気を鑑み、表立って自衛隊批判をするのは
得策ではないと考え、戦略転換してきたであろうことはミエミエです。
そして、サヨクの随一の特徴として、
甘言を以って弄する(←森田社長談)
というのがありますが、まさに合致しますね。
いかにもキレイごとを言って、認識不足の人の同情を得るつもりでしょう。
ば~か~め~、だまされると思うなよ~(笑)
だいたいですね、
自衛隊の現状や彼らを本当に理解している人は、
「自衛隊を犬死にさせないためにこそ、法整備が必要」
だということを、よ~くわかっていますから。
ここでだまされる人は、認識不足も甚だしいですね。
かつ、
自分たちの主義主張を通すために、自衛隊を利用すること自体、
自衛隊への侮辱ですよ。
はい、次~。
「憲法9条を護ろう!」
来ました。
この人達は、これまで「憲法9条が日本を戦争から護ってくれた」
と本気で信じているらしいですね。
いやいや、別に、日本がターゲットにされなかっただけです。
別に憲法9条のおかげじゃないですから。
これを主張する人たちって、
国家よりも憲法の方が大事らしいです。
国家が滅びて憲法だけ残ることに何の意味があるのでしょうか?
その結果、近隣の「あの」国によって行われるのは、
チベットとウィグルの再現ですよ?
集団的自衛権から徴兵制になる、というのはただの妄想ですが、
チベットやウィグルで起こっていることは、歴然たる事実です。
しかも、中国人とか韓国人って、
「あの時協力してくれてありがとう」
とか言わないよ?(笑)
その時が来たら、一緒になって殺されるだけでしょうに。
そのチベットもウィグルも、武装していませんでした。
自らで自らを護れなかったのです。
誰も助けてくれませんでした。
ご近所にいるのは、紳士の国ではないのですよ。
目的のためなら手段を選ばない国です。
そんな奴らに対して、戦わない宣言は、
「どうぞ私を好きなように蹂躙してください」
と言っているのと同じです。
自分の国を自分で護る、というのは、独立国家として当たり前の権利です。
はい、次~。
「防衛大学校を辞める者が続出。自衛隊を辞める人が大量に増える」
侮辱もいいとこです。
防大に関しては、調べていないので、なんとも言えませんが、
数年前から、厳しさについて行けずに、中退する人が続出したことから、
規律がかなり緩められたと聞きます。
そういう背景を鑑みるとあり得ない話ではありません。
ですが、ここで辞めるような人が、仮に残っていて
将来幹部になって上官としてこられても、
部下たちが迷惑でしょう。
自衛隊を辞めるが増えるという見込みですが、
これがほんっとに、不愉快ですね。
全体でみると、皆無ではないと思いますが、
少なくとも、私の周囲には、そんなことを言う自衛官は一人もいませんね。
はい、次~。
「サバゲー(サバイバルゲーム)をして、命の危険を感じたので、反対」
もう、どこから突っ込めばいいのか分からないのですが(笑)
その人がどう感じようと確かに自由ですよ。
だがしかし、これはちょっと看過できなかった。
これって、
「食玩を見て、野菜をイメージしたから食べられるだろう、
と思ってかじってみたけど、全く食べられなかった。
だから、野菜を使った料理は食べられないに違いない。
実際の野菜は見たことも食べたこともないけど。
食玩みたら、イメージできるし」
と言っているのを同じことだと思うんですね。
野菜の延長線上には食玩はないし、
食玩の延長線上にも野菜はない、という
当たり前のことに気づかないんですね。
1万歩譲って、サバゲーと自衛隊が連想の先に繋がっているとしても、
サバゲーを体感することと、集団的自衛権の間には、
何の関連性もないんですよね…。
前も書きましたけど、
自衛隊をあまり知らない人は、
自衛隊=陸上自衛隊 をイメージするようです。
自衛隊には、陸・海・空と3つあることを、意外と分かっていないというか、
すぐに、3つをイメージできる人が案外少ないです。
こういう人が、
サバゲーで、集団的自衛権=戦場で自衛隊が危険な目に合う。
と短絡的に発想してしまうようです。
そもそも論ですが、
サバゲーみたいに、本来の軍人の仕事を遊びでやるような趣味の人に、
平和主義者ぶって、集団的自衛権などについてとやかく言わないでほしいです。
私としては。
はい、次~。
「集団的自衛権は憲法改正をしてから。解釈で変えるな」
そもそも、
解釈でできない、
と決めていたことを、時代が変わり、情勢が変わったから、
使えるようにしようというのは、当たり前だろうと思うのですが。
そもそも、憲法改正なんて、これまでやっていなかったことを、
短期間で変えるのは無理でしょう。
仕事で「タスク」を処理する時に、
1、緊急で重要な事
2、緊急で重要でない事、 (余談だけど、仕事できない人は
3、重要だけど緊急でない事、 2と3の区別がつけられない人です)
4、重要でも緊急でもない事
に分けてから、やりますよね?(←デキるビジネスマンの常識ですね~)
1、に集団的自衛権が該当し、
3、に憲法改正が該当すると考えます。(緊急度は上がってきていますが)
では、なぜ、集団的自衛権が集団的自衛権が、1、に相当するのか?
それは、
中国の存在があるからですよ。
集団的自衛権を語る上で、ものすごい大きな誤解があるのが、
「日本&アメリカだけ」
のことだと思われていることです。
だから、自衛隊がアメリカと一緒に戦争に行かされる、
と勘違いしているみたいですね。
そうではなくて、
「集団的自衛権」とは、自国と密接な国が武力攻撃された際に、
自国が攻撃されていなくとも実力をもって阻止する権利のこと
なので、別にアメリカとは限らないです。
やっぱり同盟国だから、分かりやすい例に挙げられるだけのことで。
で、話を戻しますが、
中国って別に尖閣諸島だけを狙ってるわけじゃないですよ?
とにかく、奴らは広くて深い海が欲しくてたまらないんですよ。
今、南シナ海で、ベトナムとイザコザあっていますね。
誰だってどの国だって、戦争したくないので、
ベトナムだって、必死に戦いを避けるでしょう。
基本的に中国も、正面決戦をせずに、かすめ取ることを考えていると思います。
ですが、南シナ海での緊張が高まってきて、
中国が海上封鎖してきたらどうします?
ここは海上交通路の要所です。
ここを封鎖されると、ベトナムだけの問題ではないのですよ。
貿易の99.7%は
海上交通によってもたらされることを考えると、
日本に石油をはじめとする、輸入に頼っている様々な物資が、入って来なくなります。
入って来なくなるという事は、出すこともできなくなります。
日本経済どころか、日本人の生活の全てが崩壊しますよ?
これを、
「他国のことだから、関係ない」
といって無視できますか?
「他の国のために、なぜ日本が自衛隊を派遣せねばならないのか」
などと言えますか?
この事態の縮小版が、ソマリアでしょう。
スエズ運河がある、海上貿易の要所中の要所に、
海賊が横行しており、非常に危険なので、
各国の海軍が対処にあたっています。
海賊って、眼帯して剣を持って頭にバンダナ捲いている
そんなのをイメージしてしまう人が多いかと思いますが、
今日の海賊はロケットランチャーで武装していますのでね。
日本の自衛隊は、大きな音を出すくらいしかできないのに、
向こうは、ロケットランチャ―をぶっ放してくるんですよ。
で、ソマリア海賊対処の時も、
法整備もままならない中、
時の麻生首相は、危険な任地に自衛隊を送ることになったのです。
危険が増してから、仕方のない状況になってから、
自衛隊を、法整備なしに海外に送ることの方がずっとずっと危険なんです。
「送らなくていいじゃないか」
と平気で言う人。
あなた方の生活の多くを賄う物資が、日本に届かなくなるんですよ?
自衛隊は、日本人の生命と財産を護るために、まさに存在しているんです。
それが、こういうことではないのですか?
そのために、彼らは、日々の厳しい訓練に耐え、
過酷な任務を行っているのです。
海外に送られる=犬死
なのではなく、
しかるべき法整備をしないまま送ることが危険なんですよ。
そこをわきまえて、意見を言ってほしいですね。
送らざるを得ないなら、自衛隊がきちんと機能できるように、
危険でないようにして送ることです。
彼らは、与えられた任務を、まじめに真摯に遂行する人達です。
今まで、手足を縛られながらも、
それでも精一杯してきてくれたんです。
そういう彼らを、少しでも仕事がしやすくするように決定されたのが、
今回の集団的自衛権の行使なんですよ。
別に、戦争に行くのが目的なのではないのです。
集団的自衛権や憲法改正に賛成している人を、
なんだか主戦論者だと考えている人もいるようですが
(そのイメージを定着させようとしている、というのが正しいですね)
そういう人もいるかもしれませんが、
私は、戦争してほしい、なんて絶対に思わないですよ。
この集団的自衛権に関して、
安倍首相が、
「掃海部隊を戦闘中の危険区域に派遣する可能性」
を示唆したことで、左側のTV局がこぞって色めき立ったこともありましたね。
中国あたりが、シーレーンを機雷封鎖する可能性は充分にあって、
その対処としては、アホみたいに真っ当な話です。
ましてや、海上自衛隊の機雷掃海部隊は、世界有数の優秀な掃海部隊ですよ。
ですが、感情論としては、
実際に、掃海部隊に知っている人がいると、複雑な気持ちになりますよね。
「あの人たちが行くのか…」
という、なんとも言えない気持ちが込み上げてきます。
ですが、彼らが、
「日本で唯一の実戦部隊」
という誇りをとても強く持っていらっしゃる事も知っているので、
それであれば、彼らがその能力を遺憾なく発揮できる状況で、
武人としての職責を務めてほしいと願います。
掃海部隊と言えば、
実は、朝鮮戦争の時に、秘密裏に米軍から依頼されて、
旧海軍人で構成された、特別掃海隊が機雷除去に行っています。
この時、戦後初のそして唯一の戦死者も一人いらっしゃるのですが、
反対している人は、このあたりをあげつらって、
集団的自衛権を行使するとこうなる!
「ほら危険だ!」というわけです。
私は気に入らないのは、
こういう方々の心情を無視して、
サヨク連中というのは、
そういう人の死までも、自分たちのプロパガンダに利用するのです。
不遜の極みだとは思いませんか?
「死」という、多くの人にとって、
もっとも敏感に反応するテーマであり、
亡くなられた方の尊厳を、平気で利用するという行為が、
私はどうも嫌悪感を覚えます。
効果的だからこそ、使うわけですが。
私は、こういう性格なので、敵を作る覚悟で言いますが、
集団的自衛権に反対し、
憲法改正に反対している人たちは、
私の眼には
利敵行為にしか見えませんね。
反対するのは自由ですよ。
好きにわめけばいい。
でも、実際に海外に派遣され過酷な中で任務を遂行するのも、
敵と戦うのも、あんたたちじゃない。
エセ平和主義とエセ人道主義の名の下に、
自衛隊の手足を縛って、敵を利することは、厳に辞めてほしいと思う次第です。