詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

危ないことのために

2017年08月12日 | 
もう夜だし危ない

危ない
と思う先になにがある

という不思議なもの

生きている限り
守るために
生きている限り
その終着点に
もう命はないのに

目の前にいない限り
そのひとは生きているのかもしれない
目の前にいない限り
そのひとはもういないのかもしれない

本当に確かめることができる時は
点線状になっていて
私自身ですら
私を確かめられるのは点の上でしかない

あの道の先には
夜に際立つ赤い灯台
あのひとけのない道の先には
空との境目もわからない真っ暗な海

おーい
と叫んでみたくなる
自分の中の夜に向かって

落ちるものは突然覚めるものなのに
夢とか恋とか
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