おはようございます!
縦に長い国に漂着して長い時間が過ぎてしまった青果店店主に身をやつした宇宙人偵察隊のエーコです!
しかしこの国は本当に長細いですねぇ。
おまけに県民性もまるで違うし。
とりあえず日本人という括りではあっても県をまたぐとこれほど考え方に違いがあるのかと驚かされることもしばしば。
特に大分県はその昔『小藩乱立』していたとかで、川向こうとこちらでも価値観がまるで別。
だから県を揚げてスポーツチームを応援しよう!とか県民が一丸となって!と言った気風はほとんど通用しない有様。
誰かが新しいことを始めても冷ややかな態度。
その割に商業都市として大昔から発展してきた歴史があるから一見するととても愛層が良い。
でも超が付くほど内心は保守。
分かりにくい上に本当の意味での協調性に欠ける大分県人気質。
こんなまとまりの無い県人気質を逆手に取ったのが『一村一品運動』。
これは隣村同士で競って『違う農作物』を育てる点で大分県人気質にピッタリだったようです。
おかげでまるでポーランドのように『超こだわりの農産物だけど少量多品種』な県となったのでした。
このせいでいつまで経っても全国に打って出れる大規模農業は育たず。
その代りに「生産量は少ないけど超こだわりの特別な農産・水産・畜産・工芸品がある」県となったのでした。
ただ大分県人気質で一つだけ共通の特徴が「よだきぃ」と言う気質。
よだきぃとは面倒くさいと言う意味。
誰かが何かをしよう!と言えば誰かが「え~、よだきぃ」と出鼻をくじくのです。
こんな風なので行動力のある人はこの「よだきぃ」を計画に織り込み済みで動く習性があります。
田子作主人もこのクチ。
面白いことに20数年来の彼の親友は静岡県浜松市の人。
静岡県も「やめまいか(やめませんか?)文化」と「やらまいか(とりあえずやってみましょう!)文化」があるそうです。
浜松市は「やらまいか文化」の気風だそうで、とにかく行動派の田子作主人と息もぴったり。
彼らが叱咤激励しながら行動するものだからどんどん触発された「やらまいか」な人たちが集まって来たのが現在の異業種交流会『洗濯船』なのです。
年を取って今際の際の言葉に「あれもしとけば良かった」「これもしとけば良かった」と言う後悔の言葉が一番多いと看護婦さんの証言があります。
「人の心にも『慣性の法則』があるんだよ。動こうとしない奴はいつまで経っても動かない。それも一つの生き方だ」
「確かに種族間の過剰競争による全滅を防ぐために『パレートの法則』が掛かっているのかもしれませんね? 」
「どうせ『類は友を呼ぶ』。波長の合う奴が集まれば楽しいもんだ。それも選択の自由てやつだな」
「敢えて選択させない。だからセンタクセン→洗濯船なのですね!」
「それは偶然だ。でも上手くまとまったからいいんじゃないか?」