こんばんわ。
僕は8歳で一度死んだ。
病名は水疱瘡脳炎。
小さな体を父親が両手で抱え、救急車が間に合わないからと最寄りのタクシーを呼び、掛かりつけの小児科病院へ運んだ。
だが医師は「残念ですが当院では既に治療できない状態です。県立病院に連絡しておきますからそちらへ行ってください。」
そう言われ両親は待たせてあったタクシーへ再び駆け込み県立病院へ急かした。
そこへ運び込まれる寸前に僕の全身から感覚が徐々に麻痺していった。
その時僕の脳内ではこのような葛藤が起こっていた。
「お父さん、寒いよ、寒いよ!あっ!何で僕を手放したの?誰か、僕を抱きしめて!僕はまだ生きているよ!!」
当然この時も僕は父親に抱えられたままだった。
だが、死の直前には全身の神経が麻痺して『あたかも自分一人だけ』のように感じるのだ。
その後、どれくらい時間が経ったかは分からない。
今度は真っ白に煙る世界で目を覚ました。
呆然とその場に立ち尽くしているとどこからか水の流れる音が聞こえて来た。
良く見ると2~3メートルほど先に白い煙が地表で一筋のウネリとなって左から右へとウネウネと流れているように見える部分があることに気が付く。
さらに川のように見える白いウネリの向こう岸に若干黒っぽく見える複数の棒のような黒い物が見えて来た。
それは群像であることにすぐに気が付いた。
その群れはどこか懐かしく、親しみを感じる人たちのものだった。
幼い僕はそれが直観的に親戚のおじちゃんやおばちゃんだと分かった。
気付くといつの間にか僕の傍らに一人の影が立っていた。
それは僕の大好きな、当時は生存していた父方のおばあちゃんのような優しい雰囲気を漂わせていた。
だがその『影』はこの直後に僕にとって衝撃の行動に出た!
8歳と言えばどこの親戚の家に行っても可愛がって貰えていた時分。
なのに、その『影』は僕の小さな体を押して突き放したのだ!
真っ白な何が何だかさっぱり理解できない世界で幼い僕を優しく、そして力強く突き放ったのだ。
あまりのショックに呆然自失となっていた次の瞬間、真っ白な世界の上下が90度変異した。
僕は、いや、今思えば僕の魂は現世と言う水面へ向けて浮上し始めたのだった。
ものの数秒だっただろうか?
僕の魂は一瞬、僕の肉体を通り抜け、わずか数センチだったかもしれないが上空へ舞い上がり、次の瞬間、重力へ屈服して僕自身の肉体にキチンと納まったのだった。
かくして『現世』へ舞い戻った私『田子作』ですが、話はこれで終わりません。
この日を境に一日3回、『脳波の乱れを治す薬』なる顆粒状の薬を4年間飲み続けることになりました。
それも無事に中学生になる前に終了しました。
が、ここからが本題なのです。
小学2年生の病気以降、不思議な現象が年に数回起こるようになりました。
それは『あたかも未来を見てきたように的確に未来を予言できる』ようになったのです。
これを身近な人に伝えても初めは誰もが相手にしてくれませんでした。
でも余りに的中するので徐々に周囲の人が信じるようになりました。
でも多くの人は気持ち悪がって無視するようになりました。
それならそれで僕は仕方がないと感じ始めていました。
でもある時気が付いたのです。
自分の話を聞いて素直に行動を変えられる人は生き残れ、聞く耳を持たない人は予言通り命が尽きると言うことを。
不思議に、誰もが自分の寿命が尽きる直前は自覚しているようです。
ですが寿命でない人は『あの世からの忠告』に素直に耳を傾け、天寿を全うするのです。
私自身まだ人生の半分ほども生きてないのでこの仮説が正しいかどうかすら分かりません。
ですが数学的思考最優先の私がこのように何度も不思議な経験に晒されると、この世にはまだまだ理論では説明が出来ないことが多いのではないかと考えざるを得ないようになりました。
そして真っ向から『寿命とはなんぞや?』、『人生とは何ぞや?』と考え始めることになりました。
想像してみてください。
『宝くじに当たれば人生が変わる!』といった『お金さえあれば人生幸福』と考える人が多い今の時代ですが、実際に高額当選者の90%以上が破産しているという事実。
人生を幸福にするものの研究が世界中の大学でされていますが、上位3位以内に『お金』は含まれていませんでした。
健康、他人との良好なコミュニケーション、最愛のパートナーの存在
これが人生最大の幸福の源です。
このように考えてくると、『どうやらあの世はあるらしい』ということ、『人生の本当の幸せはお金じゃないらしい』ということに気が付きませんか?
では誰が『お金こそ人生の最終目的』と世界中の人に思い込ませようとしているのでしょうか?
答えは口にするまでも無く当ブログ、いえ、日本中の人は分かっていますよね?
自分の存在に自信が無い人ほど他人を不安にさせて、その様を見て少しだけ自分の不安を払拭できるのです。
これを『メンヘラ』と呼びます。
世界的なメンヘラと言えば?
そうですよね、彼らです。
奴らは我々が信頼関係で結ばれ和気あいあいとすることが許せない可哀想な人種なのです。
なので、私たちが彼らに対抗すべき手段は、『和気藹々と日々楽しく近隣の人たちとお付き合いすること』が最大の国家的武器になるのです。
ですから勇気を出して仲間を見つけ楽しく生きましょうね!
BY田子作