楽しい酒 良い酒 おいしい酒

酒を飲むなら、いい酒を飲みたいものです。

おいしい酒を紹介できたら良いな!

お酒のお供・・・96

2014-10-14 14:07:07 | 日記


行為こそが本道



世間の常識だの、道徳だの、

モラルだのはかまびすしく、

あれこれはすべきではない、

欲望は抑えろと告げる。

そのうちにわたしたちは、

これでいいのだろうか、

これはすべきではないのだろうかと悩み、

結局は委縮する。

問題は、わたしたちが実際に物事を行うということだ。

そのときに規範だの道徳だの常識だのの機嫌をうかがう必要はない。

本気でわたしたちが自分のしたいことを真っ直ぐにしていけば、

邪魔なもの、くだらないもの、不要なものは

自然と捨てていかざるをえないからだ。

だから、何も気にすることはない。

ただ、まっしぐらに潑溂と思いきりよく行うだけだ。


                 ニーチェの言葉Ⅱ引用




そらあかね

お酒のお供・・・95

2014-10-14 11:41:22 | 日記



肉体は大いなる理性だ




自分の肉体に精神、

もしくは理性が宿っている、

というふうに考える人が多い。

精神や理性といったものがこの肉体を動かしていると思いこんでいる。

現実はそうだろうか。

精神や理性がわたしたちの内臓の

精密な動きをコントロールしているのだろうか。

危険が迫ったとき、とっさに身をかわす動きを

肉体に指示しているとでもいうのだろうか。

精神や理性といったものがいざ働く前に、

わたしたちの肉体はみずから生存にとって

すでに最善の働きをしているのではないか。

そのことを考慮してみれば、

この肉体こそ、

生存の智恵に満ちた大いなる理性と呼ぶべきものではないだろうか。


                   ニーチェの言葉Ⅱ引用




そらあかね

お酒のお供・・・94

2014-10-14 11:31:04 | 日記



一冊の書物



書物にどんな価値があるというのだ。

一冊の本は、ある意味で棺桶と同じではないか。

中に横たわっているのは、過去だけだ。

書物の獲物というのは過去だけだ。

ところが、どうだ。

過去を閉じ込めただけのこの棺桶の中に永遠がまだ生きている。

ここには、海を渡る風が吹いている。

砲弾を発射する轟音が空気切り裂き、

怪物がかんらかんらと嗤っている。


                  ニーチェの言葉Ⅱ引用




そらあかね

お酒のお供・・・93

2014-10-14 11:15:52 | 日記



勉強の効果



勉強をすれば知識が増える。

しかし、そんな知識は社会で

あまり役立たなかったと多くの人は不平を言う。

それはあたりまえのことで、

数年程度の勉強で得られる知識はほんのわずかなものだからだ。

勉強がもたらすものは実は別のところにある。

勉強によって能力が鍛えられるのだ。

丹念に調査をする力、推理や推論の力、

持久力や根気、多面的に見る力、仮説を立ててみる力などだ。

身についたこれらの能力は異なる分野でも大いに通用するものとなる。


                  ニーチェの言葉Ⅱ引用




そらあかね

お酒のお供・・・92

2014-10-14 10:59:47 | 日記


智恵は武器だ



智恵は何の役に立つのか。

生きている限り、

わたしたちはある瞬間をいくつも迎える。

とまどいの瞬間。

何をどうしていいかわからなくなる瞬間。

経験則からはずれた出来事。

対処に迷うのではなく、

対処できなくなる瞬間。

精神的な打撃。誰の助けも得られないような打撃。

そんなとき、わたしたちはその瞬間に支配されて

凍結したかのように動けなくなってしまう。

智恵はこのときに、

たとえば別の価値観や考え方を持ってきてくれることで、

わたしたちをその瞬間の拘束から離れさせてくれるのだ。

智恵は、ある意味でその場の自分を救ってくれる武器なのだ。


                  ニーチェの言葉Ⅱ引用




そらあかね