お酒のお供・・・130 2014-10-17 10:53:19 | 日記 哲学者の求めるもの 哲学者が欲しがっているのは、 真理ではない。 むしろ、世界の姿だ。 世界がどういう姿をしているのか、 その輪郭をなぞってみたいのだ。 少なくとも、世界の中にある 一つの事柄でも自分なりに解釈したがっている。 自分なりの解釈であるから、 それはいつも擬人的な解釈や構成になる。 あるいはまた、哲学者は事柄も世界も 人間のようなものとしか見ていない。 ニーチェの言葉Ⅱ引用 そらあかね
お酒のお供・・・129 2014-10-17 10:33:00 | 日記 そのままの世界とは 眼で物を見て分類することが得意なものだから、 わたしたちは形式という考え方をする。 また、あらゆるものから形式を取り出すことができるとさえ思っている。 しかし人工物ではなく、自然を虚心坦懐に見てみよ。 そこに形式などというものはない。 なぜかというと、自然には内面も外面もないからだ。 内面は外面に通じ、外面は内面に通じ、 いっさいがつながっている。 どこにも基本的な形など存在しない。 ニーチェの言葉Ⅱ引用 そらあかね
お酒のお供・・・128 2014-10-17 10:23:38 | 日記 他人を救うのは簡単ではない 自分を救えない者がどうして他人を救えようか、 と言う人がいる。 論理が一貫しているし、いかにもと思わせる。 しかし、はたしてそうだろうか。 現実的に可能だろうか。 他人を救うのはそれほど簡単なことではないはずだ。 たとえば、私が救いの鍵を持っていたとしても、 相手の錠がわたしの鍵で開く錠と同じだとは限らないからだ。 ニーチェの言葉Ⅱ引用 そらあかね
お酒のお供・・・127 2014-10-17 10:13:55 | 日記 政治家から見える二種類の人間 政治家の眼は、人間をたった二種類にしか分けない。 まずは、自分の用の役に立つ人間。 手足や道具となってくれる人間。 鈍感で単純で律儀で、安易に感激しやすい者たち。 欲得に満ち、損得のみでいかようにも動く者たち。 もう一種類の人間は、政治家の敵となる者たち。 ニーチェの言葉Ⅱ引用 そらあかね