異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

博士論文の恐怖

2009-10-20 21:01:45 | Weblog
最近、3月卒業予定の人達が暗い。 博士論文の提出が近いのだ。 男子はやつれやせ細り、女子は美人さんですら太り、風邪でも引いたかのようなむくんだ顔になる。 ここでポイントは女子は太ってむくみ、男子はやせるという点である。 ストレスに国境はなく上記の症状が蔓延する。 ああ、博士論文、どんだけ苦しいんだろう。「一日一枚二日で二枚、一月30枚、200枚まであと少し。」って昔、友達が言っていた。危なく . . . Read more

カーテンの取り付け方にみる諸事情

2009-10-15 23:30:52 | Weblog
日本だと普通、外側にレース、内側に厚地のカーテンを吊るす。それも表地を部屋の中から見えるように。またカーテンフックは布の折り返しの中のスペースに刺し、丸いフックの部分をレールスライダーに通す。 しかしこれってヨーロッパから中央アジアだと色々なのだ。窓際に厚地を外から表地が見えるように吊るし、内側にレースをこれも外から表側が見えるように吊るすという国もある(凄い外部を意識した吊るし方)。布の折り返 . . . Read more

国を超えるのって

2009-10-08 00:04:11 | Weblog
集団ついでに、よくよく観察してみると多国籍寮とはいえ、人の付き合いはサラダボール型なのだ。中国だったら出身地で付き合う人が明瞭に分かれている。勿論挨拶はするけれど、行き来したり引越しの手伝いなど長く時間を一緒に過ごす友は同じ地方の出身者であることが多い。上海方言を北京の人が聞いたら分からないこともあるというから、かなり文化多様性が広いのだろう。 また、行動が自立してみえるので、表に見えないのだが . . . Read more

階層の融和

2009-10-01 23:22:51 | Weblog
個人差というのは、同じ人類と言えどかなり激しいもので、大人になってしまうと自分の属する集団からあまり外に出なくなるので、他の集団について思いをめぐらす機会も減っていく。その集団がいかに世間一般の目で見て偏っているにしても、属するものにとっては標準なのである。 例えば、医学の学会が行われている会場に行けば、石を投げたら医師に当たるという状況になるし、自動車メーカーにいけば、工学部出身者のオンパレー . . . Read more

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