それから随分経って、カルちゃんに連絡をとることもなくなっていったのだが、ある日、連絡先を入れたPCが壊れ、フロリダで行動を共にした友人も引っ越しで住所録を失くしてしまいカルちゃんへの連絡手段が消えてしまった。その後、センチメンタルな気分で、買い替えたPCでカルちゃんの名前を入力し検索してみたら、あれ?アメリカの修士インターンプログラムの体験者のページにいるではないか!
ネット時代だもんね。
かつ . . . Read more
アールデコ様式の建築やマイアミの白い砂浜などを堪能すると、確実においしいレストランへ車を駆使し連れて行ってくれるカルちゃん。アメリカでは美味しいレストランは予約をして車で1時間以上かけていくもので、ふらっと入ったら美味かったなんてことは有り得ない国なのだ。この旅行のアメリカ編では、まずい食事には一回も当たっていない。こんな奇跡的な美食がアメリカでできたのは、ひとえにカルちゃんのおかげなのである。K . . . Read more
2人の恋愛は、カルちゃんが帰国してからも続いた。
その年の終わりに、英会話学校を運営していた友人たちとアルゼンチンに行った際、成田ーダラスーマイアミージャクソンビルーマイアミーブエノスアイレスーマイアミーダラスー成田で飛行機を予約し、カルちゃんとアメリカで落ち合うことになった。なにせこの旅に出た友人達はみなカルちゃんと友達なのである。
ジャクソンビルでは、カルちゃんがピックアップに現れた。彼女 . . . Read more
雨の日も、晴れの日も一緒にいる2人をよく見たように記憶している。
カルちゃんの恋人は、会社が契約していたスポーツクラブのインストラクター。で、スポーツで鍛えた体はしなやかで均整がとれていて、その容貌はハワイポリネシア系というか南国っぽく、2人が一緒にいると、これが、完全にラテンのカップルに見えるのだ。日本ではちょっと濃い目の彼女だが、カルちゃんとは完全にマッチし、よくぞこんなに似合う同士が国をま . . . Read more
地震直後、FACEBOOKに海外から安否確認が送られてきていたのだが、その中に既に10年音信不通になっていた昔の同僚、カルちゃんのメッセージがあった。
大昔に取得したインドネシアのプレスビザをFACEBOOKのアイコンにしているので、昔からの知り合いは簡単に見つけてくる。で、最近、彼の投稿を目にするようになった。コロンビア系アメリカ人で心臓外科医の父親と専業主婦の母、ルイス、ベロニカ、モニカとい . . . Read more