今年はイスラム圏の人たちが身近に感じられる。
親しくなった人が増えてきたからであるが、皆ラマダン真っ最中。
昼前に出かけるインドネシアD男子が午後に開かれる懇親会への参加ができない旨を告げにきた。なんとなく弱って見える。
「今、ラマダンで日が沈むまで飲食ができません。約束もあり、大学から戻るにはちょっと体が弱っていて、今日は参加できません。」まだ、28度はある夏の昼下がりに自転車で行ったりきたり . . . Read more
盆休みの時期は9月卒業組にとっては、唯一心の底から休める時間のようだ。5月、6月の心ここにあらずの表情が皆一様に明るくのんびりしたものになっている。スイスやらアメリカやらポスドクが決まっている理系インドD男子たちの表情のリラックスして伸びやかなこと。卒業が決まった文系中国M女子たちも、緊張が解けて柔らかい雰囲気。早いものは今月中に、寮に別れを告げる。また、9月卒業者たちは来月には皆世界中に旅立って . . . Read more
花火大会が催された。
一万と一寸花火が打ち上げられたようだ。
当日の夕方、寮の女子達の数人はなんと浴衣姿でいそいそと出かけていった。
鮮やかなピンクの牡丹の花や黒地に朱色のモダン柄、塗り下駄等々。浴衣の襟が開いたり、足元みるとエスニックサンダルはいてたりという昨今の日本女子より正統派な着こなしではないかー!どこで習ってくるんだ?(そういや、留学生向けゆかた着付け教室を地域の60代くらいの奥様たち . . . Read more
知らないうちに今年もラマダンが近づいている。
エジプト研究員夫人に教えられて、はたと気がついた。
純粋太陰暦であるイスラム暦(ヒジュラ暦)は、閏月による地球が太陽を回る周期との補正を行わず、一ヶ月が29日の月と30日の月を交互に繰り返していく。 従って1年間が354日となるので、1年ごとに11日ほど太陽暦とずれて行く。
ラマダンとはビジュアラ暦の第9月の事で、このラマダンの間は、イスラム教徒の義 . . . Read more