道幅が広く遥か彼方まで続いていくなにか別の風景。
そして、アーケードに到着。
自転車を引いていたアラ語の先生、おもむろに路駐。
「2000円とられるかどうか。まあいいかっ」
で、地下の居酒屋に直行。昼の定食用の焼き魚の乗った皿が10数枚カウンターに置いてある。
いずれも、焼き魚用の見事な切り込みが入っていて壮観。
昔の前さん風の白い上着と白いズボンの神経質そうな男性が無愛想に席を指示してきた。
掘りごたつで足を伸ばせるテーブルでやたらと昔の復刻版のビールの広告が壁に貼ってある。
自分では絶対来ない中年以上の男性の御用達的な店である。
そうこうするうちに、魚の定食が運ばれてきた。
電話で市場から仕入れてもらった金華さばの焼いたのと、カレイである。
先生ふたりは金華さば、こちらはカレイである。
上手に骨を取り除くアラ語先生。バーレーン君箸使いに驚いた様子。
「えー上手ですねー。」
「学食で毎日食べてますから。あれっこれ、すごく美味しいです。」
「そうでしょう。地場の名の知れた鯖です。」
バーレーン君も味の違いに驚いている様子。確かに料亭で捌く魚のようなクオリティ。白米が美味しい。
夜にはタバコの立ち込める居酒屋とは思えないほどだ。
他愛のないゆったりとした時間が流れる。研究室の話、ここ数ヶ月の北海道旅行の話、韓国旅行や将来の話。
食事を終えると、ビールのポスターの写真を二人ともiPhoneで撮りだした。
支払いを終えると、ふたりとも件の神経質そうな板前さんに「お魚とても美味しかったです。どうもありがとうございました。」と丁重にコメントとお礼を述べだした。対する板前さんの顔、キョトンとしたあと泣きそうな笑いそうな複雑な表情。多分こういったリスペクトの示し方をされたことがないのだろう。彼らは食事を作ってくれたコックさんには、いつもこういう礼儀を示しているんだろうね。
そして、アーケードに到着。
自転車を引いていたアラ語の先生、おもむろに路駐。
「2000円とられるかどうか。まあいいかっ」
で、地下の居酒屋に直行。昼の定食用の焼き魚の乗った皿が10数枚カウンターに置いてある。
いずれも、焼き魚用の見事な切り込みが入っていて壮観。
昔の前さん風の白い上着と白いズボンの神経質そうな男性が無愛想に席を指示してきた。
掘りごたつで足を伸ばせるテーブルでやたらと昔の復刻版のビールの広告が壁に貼ってある。
自分では絶対来ない中年以上の男性の御用達的な店である。
そうこうするうちに、魚の定食が運ばれてきた。
電話で市場から仕入れてもらった金華さばの焼いたのと、カレイである。
先生ふたりは金華さば、こちらはカレイである。
上手に骨を取り除くアラ語先生。バーレーン君箸使いに驚いた様子。
「えー上手ですねー。」
「学食で毎日食べてますから。あれっこれ、すごく美味しいです。」
「そうでしょう。地場の名の知れた鯖です。」
バーレーン君も味の違いに驚いている様子。確かに料亭で捌く魚のようなクオリティ。白米が美味しい。
夜にはタバコの立ち込める居酒屋とは思えないほどだ。
他愛のないゆったりとした時間が流れる。研究室の話、ここ数ヶ月の北海道旅行の話、韓国旅行や将来の話。
食事を終えると、ビールのポスターの写真を二人ともiPhoneで撮りだした。
支払いを終えると、ふたりとも件の神経質そうな板前さんに「お魚とても美味しかったです。どうもありがとうございました。」と丁重にコメントとお礼を述べだした。対する板前さんの顔、キョトンとしたあと泣きそうな笑いそうな複雑な表情。多分こういったリスペクトの示し方をされたことがないのだろう。彼らは食事を作ってくれたコックさんには、いつもこういう礼儀を示しているんだろうね。