空港へ辿り着くと、すでに18時になっていた。
随分歩き回ったものだ。帰りのシャトルバスの時刻をみると18時25分。
「ちょっと時間がありますね。料金は市内まで1000円です。JRの駅までだと400円+JR230円」もう10kは歩いている。まあ幾らチュニ君でも400円のバスに大人しく乗るであろうとおもいきや
「1000円!!630円!」とチュニ君が叫ぶ。
あ、これはもしかしてバジェト超過。
「JRの . . . Read more
一見、駐車場。でも、車はどれもこれも壊れている。
空港に近づくにつれ、歩道のアスファルトに砂地が被っている。
「あ、これ海の砂。」まとわりついて歩きにくい。
レストランと思しき建物の1階のガラスは全面が壊れている。ここまで津波で瓦礫が流されて壊していったのだろう。鉄筋コンクリートの建物だから流されないで済んだのかも。
空港の手前の道路から海側への地域に入ると自衛隊のカーキー色の大型ジープをよ . . . Read more
「Debrisまだですか?」と何度もチュニ君が聞いてくる。
確かにここまでのどかだと、海岸に瓦礫の山があるなんて嘘のようだ。
コミュニティバスはどんどん進み、空港の手前のJRの駅に向かう。国道沿いのホームセンターやビール工場が見えてきた。
私 「Yeah! Brewery is survived!」
チュニ君「What?」
私 「Brewery!The Beer factory!」
チュ . . . Read more
その日はやたらと道に迷う日だった。
私は自慢ではないが、方向感覚がない。地図は読めるし、コンパスがあればナビもできるのだが、道具がないとそういう能力は役に立たない。
その日の午後、チュニ君と友人と3人で海岸の様子を見に行こうとしていた。途中友人の用事の時間が早まり参加できないとメールがきたので、目的地を空港から近場の海岸に変えた。バス停に並んではみたが、やっぱり空港がいいとチュニ君が言いだしたの . . . Read more
朝、Ms.Aから久方ぶりに電話が入った。
「あれー?いまどちら?」
「神戸よ。」
「お仕事は?11日には会社に出るって予定でしたよね。」
「それがね。向こうでパスポートを失くしてしまって、再発行の手続きに時間がかかって昨日神戸に戻ってきたの。仕事は来週からになるわ。もーそりゃー大変。それでも、随分考慮してもらってかなり早い発行だったのだけど。」
なんでも、戸籍抄本の発行が本籍地でないと基本でき . . . Read more