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ビジネスの基本は「人助け」だ

2014年02月06日 18時53分16秒 | キャリア支援
人脈作りなんてやめちまえ!
ビジネスの基本は「人助け」だ

ライフハッカー[日本版]
2014年1月29日(水)21:11


「ビジネスとは人脈である」と思っている人は多いのではないでしょうか。
だから起業家は、せっせと人脈作りのイベントに通ったりします。
でも、カナダのエドモントンでブランドアイデンティティや
ウェブサイト制作などを行うデザイン会社「Paper Leaf」の共同創設者、
ジェフ・アーチバルド氏は、それは
「見当違い」だと指摘します。その理由とは
いったい何なのでしょう? ちょっと口は悪いようですが、
言ってることはごもっとも。ぜひ、
今後のビジネスの参考にしてください。

はっきり言うけど、人脈作りなんて面白くもなんともないし、
きっとあんたには向かないよ。いや、
おれ自身そうだから。俺は人脈作りなんて嫌いだし、
苦手なんだ。だから、やろうとも思わない。

だからといって、ビジネスで新しい人と出会うことはやめられない。
そいつが新しいビジネスを俺の会社(Paper Leaf)に
運んでくれることだってある。

え、「それって人脈作りじゃん」だって? いや、
少なくとも俺にとっては違うんだ。その理由を話す前に、
ちょっとこのストーリーを聞いてくれ。

ビールと新事業立ち上げと

ちょっと前、クリスティ(仮名)という女と飲みに行ったんだ。
彼女は、フリーランスデザイナーという合法的に恐ろしい世界で
独立を目指してる。業界内の知り合いから
俺のことを耳にして連絡してきたらしい。
2人で立ち上げたPaper Leafを、どうやって
毎年収益が倍増してる5人の会社にまで
成長させたかを聞きたいんだと。

俺は、この手の会話が大好きなんだ。
ビジネスについてだったら、何日でも語れる自信がある。
相手の出発地点と今後の計画を聞いて、
それを助ける方法を考えるのが楽しいんだ。
ビールぐらいどうってことないよ。

俺のことはいいとして。クリスティは
イラストに特化したデザイナーだ。
独立してやっていくために顧客リストを作りたいとのこと。
でも、彼女の顧客探しと仕事探しは難航してる。いや、
モレスキンのノートを毛布にして路上生活を
送りたいんだったら別だけど、そうなりたくなかったら、
顧客も仕事も必要だろ。だから、
こんなときにいつもするアドバイスを、クリスティにもしてやったんだ。
「とにかく人に会いに行き、地元のデザイン/ビジネスコミュニティに参加しろ」と。
それにクリスティはこう答えた。

これまで、いろんなイベントで人脈作りに努めてきました。
たくさんの人に会って、たくさんの名刺を配って。
イベント後には、「仕事が必要だったら声をかけてください」という
リマインドメールだって送ってるんですよ。でも、
仕事の話が来たことは一度もなくって。

ビジネスには人脈作りが必要──確かに、
そいつはとっても論理的な話だ。でも、人脈作りって、
名刺を渡して自分が何者かを伝えることなのか? 
そんなはずはないだろう。だから俺は、
「人脈作り」という言葉について、ありがちな誤解を解いてやることにしたんだ。

人脈作りの問題点

確かに、クリスティのアプローチには、何の悪意もない。
ただ、ちょっと見当違いなだけなんだ。その見当違いこそが、
「人脈作り」に苦しむやつらに共通の問題点だったりする。
実はかつて、俺もそんな見当違いをしていたんだ。

何が問題かって? ずばり、「人脈作り」を
自己中心的に解釈しているところだよ。
「私」は名刺を渡した。「私」はフォローをした。「私」は、
仕事があったら「私」に連絡してくださいとリマインドした。
......どこもかしこも「私」だらけだろ。
そんな状態で、相手にはいったい何の得があるってんだ。
たまたまあんたのサービスを相手が必要としてるという
奇跡的な状況でもない限り、相手が
あんたとの関係を築くことには、何のメリットもないんだよ。

人脈作りのイベントにたくさん参加したって言うけど、
いったいどんな心構えで参加したんだ。どうせ
「仕事をくれそうな人と会えるかな」
「このイベントには潜在的なビジネス機会があふれてる」なんて
よこしまな考え方だろう。最初っから自己中。
だから、人脈作りなんてもんは、いつも失敗に終わるんだ。

じゃあ、どうしたらいいかって?

人脈作りなんてやめちまえ!

まずは、地元のビジネスイベントを「人脈作りのチャンス」と思うことをやめろ。
そうではなくて、「人助けのチャンス」だと思うんだ。
与えられる者ではなく、与える者になれ。
自己中な考え方を改めろ。それは
必ず自分のところに戻ってくる。ホントだぜ。

人助けをすれば、相手は必ず覚えていてくれる。
そして、あんたのサービスが必要になったら、
必ずあんたのところにやってくる。例えば、
デザインが必要になったマーケティングマネージャーは
どっちに電話すると思う? デザイナーAさんは、
かつて名刺をくれて自分のスキルについてとうとうと語った。
一方、デザイナーBさんは、
そのマーケティングマネージャーのビジネスについて聞き、
イベント後には興味がありそうな記事/先行事例/ウェブアプリケーションを連絡してきた。

俺だったら、Bさんに金を払うね。
俺の会社では、自分たちに向いてない仕事をほかの会社や
フリーランサーに委託してる。委託先は、
過去に俺たちを助けてくれた人たちだ。
突然押しかけてきて20分間セールストークを続けた(実話)やつには、連絡なんかするもんか。

だから、ビジネスを目的にしちゃいけない。
相手を理解し、助けることを目的にするんだ。

そんな心構えを持つには

じゃあ、この新しい心構えを、クリスティに当てはめてみよう。
クリスティはこれまで、ビジネスに発展する「人脈作り」に備えていた。
言うなれば、オンラインマーケティング会社のオーナーのようなアプローチだ。
握手して、名刺交換して、自分についてちょっとだけ話す。
で、1日か2日後に、「私を覚えておいてくださいね。
私はデザインをやってます! 
私にお金を払ってね!」と念押しのメールを送る。

これをこんな風にしたらどうだろう。
相手の興味や課題を理解する機会に備えるんだ。
「人脈」なんて言葉は考えるな。オンラインマーケティング会社のオーナーに近づき、
相手に自己紹介をさせて、相手と握手して、相手の名刺をもらって、
相手のビジネスや業務内容について質問する
(ここであんたが本当に興味があるかは問題じゃないが、
できれば興味を持ってほしい。
世の中には、学ぶべき面白いことがたくさんあるんだ)。

そして、1日か2日後に彼女は、そいつにとって有益なフォローアップメールを送るだろう。
それはもしかしたら、彼女が偶然見つけた最適化変換に関する記事かも知れないし、
彼女の元上司が信頼を置いていた従業員のマネジメントに関する電子書籍かもしれない。
いや、そのオンラインマーケティング会社が得意そうな先行事例かもしれない。
とにかく彼女は、「最後の手段」を何度も繰り出すんだ。
そして重要なのは、彼女の行動からは何ら見返りへの期待は感じられないってこと。

本当に大事なこと

人と会い、相手を助ける方法を考える。
相手のビジネスを知り、相手の痛みや課題を把握する。
これを心がけるといい。そして、相手の役に立ちそうな記事、
電子書籍、アプリケーション、仕事があったら
それを相手に送る。見返りを期待しない。誠実であれ。

俺が人脈作りをしない理由は以上だ。
俺は人と会って、人を助ける。
これを誠実にやっていれば、ビジネスなんて後から付いてくるんだよ。
騙されたと思って、やってみるといい。

Stop Networking|Jeff Archibald

Jeff Archibald(原文/訳:堀込泰三)

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大学で広がる朝の「100円定食」

2014年02月06日 00時55分19秒 | キャリア支援
大学で広がる朝の「100円定食」 
正しい生活習慣、健康管理を喚起

産経新聞
2014年2月3日(月)08:05



1人暮らしのスタートなどで食生活が不規則になりがちな大学生のため、
朝食を「100円」で提供する大学が広がっている。
「約4割の学生が毎朝、朝食を取らない」という調査もあり、
年度初めの1カ月間は朝食を無料にする大学もある。
大学は「ワンコインは『朝食をきちんと食べる習慣を付けてほしい』というメッセージ。
健康管理や正しい生活習慣を大切にしてほしい」という。(横山由紀子)

◆集中力アップ

滋賀県草津市にある立命館大学びわこ・くさつキャンパスの生協食堂。
平日の午前8時15分、「100円朝食」を求める大学生の行列ができていた。
午前9時から始まる1限目の授業前、
理工学部2年生の富田祐伎さん(21)は友人たちと、
ご飯、みそ汁、春巻き、カニクリームコロッケ、
納豆のおかず3品が付いた朝食を食べていた。
1人暮らしで朝食を抜くことが多かったが、
「ワンコインで朝食が食べられる手軽さがきっかけで、
1限目の授業前に食堂に行くことが増えました。
朝ご飯を食べると目覚めが良く、シャキッとします」と話す。

同大は地方出身の学生が多く、約半数が1人暮らしだ。
朝食に関する調査を行ったところ、回答者(2万8,340人)のうち、
「取らない」は9・3%、「時々取る」は31・5%で、約4割の学生が毎日、
朝食を食べていないことが分かった。
保護者へのアンケートでも子供の健康面への不安の声や要望が多く寄せられたという。

100円定食は、学生に朝食をしっかり取る習慣を身に付けさせたいという、
学部生の保護者が加盟する父母教育後援会の働き掛けで実現。
本来は260円の朝食を100円で提供する差額分を同会が負担。
昨年秋の試験導入を経て、12月から滋賀と京都の両キャンパスで導入している。

びわこ・くさつキャンパスでは1日平均約300人が利用しており、
導入前に比べ、同じ時間帯に朝食を食べる学生は約2・3倍に増加した。

同会副会長の岩橋直子さん(52)=奈良市=は
「1人暮らしの多い大学でもあり、保護者の多くは
子供の食生活や生活リズムを心配している。
100円定食には、朝食をしっかり取ることで学業への集中力がアップし、
生活そのものが安定するというメッセージを込めています」と話す。

同大学では今後、同大スポーツ健康科学部の研究員らによって、
朝食をきちんと食べることと学業成績との関係などを科学的に実証していくという。

◆無料で提供も

同様の取り組みは、京都橘大学(京都市山科区)や京都産業大学(北区)でも実施しており、
「食生活の見直しとともに1限目の授業の出席率向上にもつながってほしい」(京都産業大学)。
白鴎大学(栃木県小山市)では平成11年から導入しており、
年度初めの4月中は生活リズムを整えるために朝食を無料とし、
5月以降は100円で提供している。

このほか、慶応大学日吉キャンパス(横浜市港北区)、福岡大学(福岡市城南区)、
北海道工業大学(札幌市手稲区)などが期間限定で100円朝食を実施し、
朝食を食べることの大切さを訴えている。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140203503.htmlより

先日のブログも参考に。

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