愛しのエトワール

うたのおねえさん、はいだしょうこさんを全力でとことん気の済むまで応援する日々を綴るブログです。

ミュージカル

2015-07-28 | 好きなもの
7月18日(土)
ひさしぶりにミュージカルを見に行ったよ。

今週2回目の芸文。開演5分前に到着。はいだしょうこさん出演の「王様と私」をやったところだよ。

ハローミュージカルプロジェクトのロジャース&ハマースタイン「南太平洋」です。
東京ではしょうこちゃんのミュージカルもやってるんだけど、これも見ておきたかったから。

終了。画像は上演前の紗幕。
主演は藤原紀香と別所哲也。二人とも歌は上手くないけど無難にこなしていました。
オリジナル版を基にした東宝版。エンタメとしてはいい仕上がりだったと思います。
岩谷時子訳詞を使用するということでしたが、翻訳と訳詞は変更されたところが多くありました。
前のままではとても上演できないだろうとの判断によるものでしょう。
主要曲の「Some Enchanted Evening」や「This Nearly was Mine」など数曲が全面的に変更されていました。
「南太平洋」はロジャース&ハマースタインの作品群の中でも音楽的に最も優れた作品とされています。
それが、わけがわからないダサい訳詞で台無しになっていたのが部分的にでも新訳で改善されただけでも意味があったね。
あとは、フィナーレシーンはもうちょっと作り込んで欲しかったかな。
前回の「王様と私」と今回の「南太平洋」のラストシーンはミュージカル史上最高のものと私は確信しているんだ。
これはミュージカルを作ってる人なら誰もがそう思ってるんじゃないかな。だからだよ。
それと、フィナーレ前に上陸軍が出撃するシーン、Honey Bun リプリーズがあるよね。
今回はオリジナル版だから使えないけど、08年リバイバルのこのシーンが私は好きなんだけどなあ。

海外の翻訳ミュージカルでは、ときおり誤訳というのが発生することがある。
今回目に付いたところでは、ネリーのナンバー「I'm Gonna Wash That Man Right Outa My Hair」の歌詞に
"Get the picture"というところがある。わざとかもしれないが、今回「写真撮って」とやらかしてしまった。
そのためにわざわざアンサンブルにカメラまで持たせていた。カメラ持ってシャワー行くやつなんておらんやろ。
よく使われる表現でもあるので、お粗末というしかないね。製作もLCT版くらいは見てると思うんだけどな。
"Get the picture"は、もとの台本では第2幕にルーサーとハービソンの台詞でも1回ずつ出てくる。
当時、流行った言葉なのかもしれないね。

このような水着になるのだが、前から見ても横から見てもすごいんだ。おじさん必見の舞台だった。
悔しいが、しょうこちゃんの完敗だったわ。とてつもない敗北感を味わってしまった。
また、今回は女性アンサンブルがけっこう頑張ってるんでダンスシーンも見応えがある。
古い作品なんでストーリーとか好き嫌いがあると思いますが、4千円とお安いのでおすすめします。
行くときは双眼鏡みがいて行けよ。


今日の一曲。ミュージカル「南太平洋」よりオーバーチュア。1:10あたりから始まります。

もう一曲。「南太平洋」より「I'm Gonna Wash That Man Right Outa My Hair」。1:00くらいから。
ネリーはロジャース&ハマースタイン「シンデレラ」のローラ・オスネス。
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