8月17日(土)。
ホテルのチェックアウトまで、私一人でもう一度金沢城を見学。
昼から電車で高岡市に到着。日本百名城の高岡城を見に行きます。
外は昼になってとてつもなく暑くなってます。気温は36度の予報。
歩いて10分ほどで到着するはず。陽射しが強くてたまらん。
たまらず、コンビニ前の日陰に避難。どうして、男には日傘の習慣がないんやろな。
高岡古城公園に到着。
濠に囲まれています。うっそうと樹木が茂り、いかにも古城というたたずまいです。
加賀藩の二代目藩主の前田利長が隠居後に築いたのが高岡城。元和の一国一城令により廃城とされましたが、その後も城郭の基本構造は残されました。公園内は相当な広さがあります。曲輪は土橋でつながっており、今は曲輪ごとに文化会館や体育館、博物館、動物園などがあります。
廃城とされた城ですので昔の建物があるわけではありません。とりあえず本丸に向かいましょう。
城郭の主要部の水濠が築城当時のままの状態で残ってるのは極めて珍しいそうです。水際まで樹木で覆われているのは、高岡城は石垣ではなく土塁で防御された城だから。上の画像の正面奥に二ノ丸と本丸をつなぐ土橋に唯一の石垣が見えます。
博物館を見学(無料)。小さな博物館ですが、城の知識はここで得られます。百名城のスタンプもここに。
二ノ丸にある高岡市民会館。はいだしょうこの軌跡。2010/11/7にファンタジーコンサートがありました。
下りて石垣を確認することができます。城っぽい遺構が残ってるのはここだけですな。
本丸には廃藩後に作られた大きな神社があります。
大きな芝生広場の脇に立つ「前田利長公」像。
三の丸の市民体育館の横の休憩スペース。これでほぼ一周。私はもう一周することにします。
大手口に立つ高山右近像。城の縄張り(設計)は城作りの名手とされた高山右近と伝えられています。キリシタン大名として知られていますね。しかし、この像は前に見たことことがありますよ。ついこの前ですよ。似てるというか、絶対同じだと思う。どこかに由来が書いてないかと、裏に回って作者を見てみると、西森方昭となってます。まじまじ見てると、地元のおばちゃんが「お兄さん、どこから来なさった?」と声を掛けてきました。おばちゃんは公園の花壇から勝手に摘み取ったと思しき花を持っています。私は「大阪からやけどな。大阪の高槻にあるのとそっくりなんやわ」。なにやら、同じ像が大阪と高岡、そしてマニラにあるらしいです。ふ~ん、やっぱり同じなんだな。
高槻城跡公園にある高山右近像(2013/5/26撮影)
動物園も見ておきますか。無料だからね。和歌山城にも動物園があったね。
私は羊飼い(シェパード)でもありますから。それにしても、暑そうやね。
野生の動物なら自分で涼しいところを見つけるんだろうけど。よしずだけじゃ。
ふ~ん。
こいつらは元気がいいな。
気持ちよさそうだわ。
古城公園を出て、近くの高岡大仏へ。日本三大大仏のひとつなんだそうだ。奈良の大仏と鎌倉の大仏とこの高岡大仏。奈良と鎌倉は歴史もあるしわかるけどな。ここのはそんなに古いわけではない。これも、ふ~んという感じだね。
このあと、高岡駅まで戻って、駅の反対側の国宝瑞龍寺と前田利長公墓所を見て回りました。当然ながら、駅に行った時点で私単独行になっています。この暑さだからね。
高岡駅着。あとは電車で富山に向かうだけ。この二日でだいぶ日焼けしました。中年の日焼けはまだらになるからみっともないんですよ。私の新しい遠足用ウォッチの紹介。2200円のカシオ。巡礼でも使えるように白にしました。夏場はじゃぶじゃぶ洗えるのがいいですよ。
(続く)