4月28日(日曜日)。休日も平日も関係なくなってきてますが、ちまたではGWらしいのでぷらぷらしてきました。
遠くに行くには朝から出掛けるのが鉄則ですが、わけあって私の体調がすぐれないので昼から出掛けることになりました。

JR奈良駅前。大阪南部からはJRの大和路快速を使ったほうが快適です。

今日は興福寺、博物館、春日大社に行きます。やはり観光客はいつもより多めですな。

旅ナビ起動。場所はわかってるからいらないけどね。物欲しそうに見てるので持たせてあげます。

世界遺産の興福寺。観光客が多いね。普段も公開してる東金堂も行列してますよ。

興福寺の南円堂と北円堂の特別公開。これがメインの目的です。

西国三十三所霊場の札所、興福寺南円堂。普段は入れませんので本尊も拝観できません。
こういう御開帳のときに行くのがいいんです。拝観料は1200円(北円堂共通券)でした。
お堂は江戸期の建物ですが重要文化財。中では本尊の観音像と四天王像(ともに国宝)を拝観できます。

こちらは北円堂。興福寺最古の建物で国宝。ここでも国宝の仏像を拝観できます。

次の目的は国立博物館。當麻曼荼羅完成1250年記念で国宝「當麻曼荼羅」が公開されているので見に行きます。

塔跡でくつろぐ鹿たち。
いつもなら鹿せんべいをねだりにくる鹿たちですが、これだけ観光客がいますから今日は満腹のようですな。

奈良国立博物館。入館料1200円(當麻寺展・仏像館共通)
當麻寺展は非常に充実した内容で満足度が高いです。じっくり見てたら時間は何時間もかかりますよ。
ただ、初めて拝観した4メートル四方の當麻曼荼羅のオリジナルは劣化が激しくて肉眼では見えませんな。
あと春日大社の植物園に行かないと行けないので、時間の都合で仏像館は今回は見送り。入館券は6/2まで使えるそうなんで。

東大寺大仏殿のほうはだいぶ混雑してそうですな。

ここです。「藤開花」と出てますが、それよりもあるものを探しに。

春日大社神苑「萬葉植物園」。入園料500円です。

これです。どうですか、当たりでしょう。
私には幻の花「ムラサキ」を探して、匂いをかいでくるというミッションを課せられていました。
絶滅危惧種であること、栽培困難であるという情報は得ていて、普通の植物園にはないだろうと思っていました。
それで、ムラサキが万葉集に歌われている花であることから、万葉関連の施設に捜索対象を絞っていました。
まず、近江の蒲生野。これは額田王の「あかねさす紫野行き~」のところ。ここに万葉公園があるそう。
ほかには、飛鳥の万葉文化館と甘樫丘公園。ここにも万葉集に歌われた植物を集めた公園があるそうです。
そして、ここ春日大社。万葉植物園があることは何回か来てるので知ってました。

万葉の植物を集めてるというのが特徴で極めて地味です。カエルがケロケロ鳴いてます。
藤を見せろと言ってますが、この前、藤の寺に見に行ってるからどうでもいいです。
私にはそんなことより重要なことがあります。一人で紫草を探索。

いや、簡単に見つかりました。

では、実物をご覧いただきましょう。

多くはありませんが。

仮に山にあったとしても見つけることは不可能でしょう。開花は例年なら5月中頃からということです。
咲く時期にまた行ってきますよ。ちゃんと匂いもかいでおきます。
入口に看板が出てた御衣黄も咲いてました。これを見るのは初めてじゃないですよ。
ビデオ録画しました。途中でメモリー切れで途切れてしまいました。
藤もたくさん咲いてましたが、省略。

もう5時半です。帰りますかね。腹がへったので、「旅ナビ」で近くのうどん屋を探します。
るるぶとタビハナというガイドのデータが入ってるそうですが、その一部だけなのか、あまり多くはないです。

旅ナビ起動中。

案内によってたどりついたうどん屋。

私はこれを。

JR奈良駅に到着。ああ、おもしろかった。