愛しのエトワール

うたのおねえさん、はいだしょうこさんを全力でとことん気の済むまで応援する日々を綴るブログです。

平日オペラ

2013-10-31 | 好きなもの
10月30日(水)。昼から尼崎に行ってきました。

本日のホール。尼崎市のアルカイックホール。制服を着た高校生だらけとなっております。

新国立劇場 高校生のためのオペラ教室・関西公演
團伊玖磨 オペラ「夕鶴」(木下順二作)

 指揮/石坂 宏 管弦楽/大阪フィルハーモニー交響楽団
オペラは土日公演が普通なんですけどね。高校の芸術観賞の授業の一環として公演なんで平日です。
おじさんは部外者ですので後ろの余り席を当日券で購入するかたち。4200円、半値くらいで割安です。
オペラ教室となってますが、解説なんてありませんよ。新国立で通常上演されている本物のオペラ。
(新国立劇場リンク)http://www.nntt.jac.go.jp/opera/h25k-highschool/
「夕鶴」は知ってますよね。「鶴の恩返し」をもとにした木下順二の戯曲ね。

始まります。今日の観客は高校生なので指揮者登場のときの拍手はもちろん「ヒューヒュー」付きです。
去年はうるさかったけど、今日の高校生はまあまあ行儀がいいほうです。

つう/石橋栄実(S) 与ひょう/望月哲也(T) 運ず/吉川健一(Br) 惣ど/久保和範(Bs)
教訓じみたことを強調する描き方は好みじゃない。純粋につうの一途な愛の物語として見たい。

見るなと言われれば、よけいに見たくなるのが男ってもんだわ。与ひょうはついに機屋を覗いてしまうんだよね。
ここで第1部終了。休憩中。1幕オペラなんですが、85分+30分の2部構成となります。
今日のソプラノはいいねえ。やわらかめの声で、変にオペラっぽく歌ってないのがいい。

終了です。つうに惹きこまれました。お見事です。
お金があればなんでも買えると言う与ひょうに、つうは「私のほかに欲しいものがあるの?」とお金を価値を理解できない。
自分の身を削って織り上げた反物よりも与ひょうはお金のほうが好きのように見える。気持ちがだんだんと離れていく。
手からこぼれ落ちたお金を見つめながらつうは何を思ったろう。「こんなものが私よりもいいのか」だろうか。
与ひょうの心を自分につなぎとめておくにはどうすればいいのか思い悩むつう。
つうは鶴なんですけどね、ものの考え方はとても人間的なんですよ。

本日のエトワール。昨年、コンサートに行ってますね。

今日の1曲。きわめてオペラチックなつうです。

違うプロダクションですが、来年1月から上演されるみたいなんで。
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