先日、富山でのミュージカル「回転木馬」の記事をアップしましたが、
驚いたことに、公演のプロデューサー(いちばん偉い人)、奈木隆さんからコメントを頂きました。
「富山まで足を運んで頂き、本当にありがとうございました。
感想文拝読しました、ミュージカルを愛する者として感謝の一言です。
来年も新たなプロジェクトを行います。是非ご覧ください。」
まさか、公演関係者の方に読まれるとは思ってもみなかったです。
「回転木馬」についてはいくらでも語れるのですから、
もっと丁寧にいろいろと書いておけばよかったですね。
もしかしたら、本公演で疑問に思ったことについて答えて下さったかもしれない。
例えば、「Soliloquy」を歌えないビリーのキャスティングについて
(私は同曲をビリーの重要な評価基準のひとつとしているから)とか、
今回のキャリーの歌唱スタイルについて
(わざとキャラに合わせて歌っていたのならやりすぎ)とか、……。
富山の来年の「新たなプロジェクト」も是非とも見に行きたい。
昨年の岡山シンフォニー版のロジャース&ハマースタイン「王様と私」も非常に良い出来だったし、
このところの市民参加型のミュージカルにはとても満足しています。
岡山、富山の成功は、地方発の作品でもメジャーなプロダクション以上のものを作ることができる
ということを証明してみせましたよ。
いいものを作り上げたいという熱意は、プロの劇団であれ地方であれ、変わらんということです。
むしろ、短期上演の地方のほうが「この一日にかける」という気持ちでは勝っているのかもしれないね。
↓富山の新たなプロジェクトはこれだ!
富山オーバード名作シリーズ第2弾「ハロー、ドーリー!」。
市民参加型のミュージカルとしてはどうなんだろう?
「王様と私」や「ザ・ミュージックマン」あたりのほうがやりやすいんじゃなかろうか。
まずは、主役のドーリーのキャスティングをどうするかですね。
キャロル・チャニングのようなタイプにするのか、バーブラ・ストライザンドのようなのにするのか。
選択によっては作品の印象がまったく違った感じになります。
見どころも多いし、楽しみですね。