スノウの休日シリーズ

今週は土曜に奈良に行くつもりでいたのですが多忙のため行けず。
日曜は今シーズン初めてのアドベンチャー（ただのハイキング）に行ってきました。
金剛生駒紀泉ハイキング「「奥河内」府庁山から十字峠」

今日は南海の主催です。南海高野線に乗って千早口で下車。
昨夜まで雨降りでしたから先週ほど参加者は多くないですね。
赤シャツはイベント協力のスポーツクラブの体操のお姉さん。
準備体操してから出発してくれと言ってますが、言うこときく参加者は少ないです。

スタート地点は地元の農産品を販売してるところ。ここがゴールならいいんだけどね。
いろいろ果物や野菜などを並べてますが、これから山に登るのに誰も荷物を増やしたくないよ。

おっ、これを買おう。かまど炊きたけのこごはん。

最初の2キロはこんな道。今日は約12キロのコースとなってます。
先週のウォーキングで足を慣らしてますし、今日の高低差は400くらいだから楽勝でしょうな。

登山道に入ります。気温は息が白くなる程度。

こんな道です。

くぬぎ峠というところから渋滞してます。てっぺんまで続いてるようです。
尾根を直登するかなりの急坂で、しかも昨夜の雨で地面がぬかるんでるからだね。
今日のいちばんの難所でしたが、渋滞のおかげでゆっくり登れて息も切れずに済みました。

田山というピーク（541m）を越えて見晴らしのいいところに出ました。富田林方面ですな。

府庁山（610m）に到着。楽勝でした。
昼時なので昼食休憩にしたいのですが、ここは狭くて落ち着けません。先に進みます。

山のツツジ。今年も見に行く？

こういう送電鉄塔の下が開けてて休憩場所になってます。

今回のコースは途中にトイレがないんだよね。今日はだいぶ冷えるんですよ。
男ならところかまわずチョロっと出して済ませることもできますが、
おばさんならまだしも若い女性はたいへんですね。
山のマナー違反ですが、私もどうにもがまんできなくなったので、そのへんでチョロっと。

ついでに昼食。

山のツツジ。山でよく見るミツバツツジ。

下山してます。十字峠を越えたところ。

ふもとまで下りました。

これは？たくさん花を付けてました。
　
ゴール受付は安明寺の上天美集会所。

南海の天見駅に到着。本日の踏破距離約12キロ。
まだ３時半です。なんだか物足りないですな。明日もどこか行っちゃう？平日だけど。

平日は通勤客を休日は山男たちを満載して走る南海高野線であった。

御開帳その２

観心寺からシャトルバスに乗って天野山金剛寺へ。

１年ほど前にもハイキングで行ってます。
そのときに見てなかったところも拝観します。拝観料800円。

金剛寺は南北朝の頃に南朝の行在所（天野行宮）があったところですが、
北朝の行在所にもなってた時期がありました。今日は北朝行在所を拝観します。

見ごたえのある室町庭園です。

御座所の内部です。奥が玉座ということです。
ほかにもここでは宝物館でお宝の拝観もできました。

こちらは南朝の行在所。今日は開けてませんでした。

さっき見た北朝の御座所を塀越しに裏から見たところ。

八重の桜。



金剛寺の山門です。昨年のハイキングではここだけ拝観しました。
新西国霊場の第７番札所になっています。札所本尊は五佛堂の千手観音。
御詠歌「はれわたる天野の宮の金剛寺 古にし蹟も畏かりけり」

金堂と多宝塔は修理中です。

五佛堂が仮の本堂となってます。隣の薬師堂の薬師如来像が御開帳されてました。

帰りは無料シャトルバスで河内長野駅へ。帰宅は５時過ぎになりました。
ここへはまたハイキングで行きたいですな。

御開帳

河内長野市の観心寺の国宝如意輪観音坐像を拝観に行きました。
拝観できるのは毎年4月17日と18日の二日だけです。
観音めぐりの趣味を始めた昨年も行ってますから、これで２回目です。

初日のお昼に行きましたが、昨年ほどバスも混んでなかったです。拝観料は700円なり。

地元のものを販売するお店も出てたりしてとても賑やかです。

国宝の本堂。本尊が秘仏の如意輪観音になります。本堂にはいつでも上がれますが、普段は厨子の扉は閉まっています。
あ、観音開きとか観音扉という言葉は観音像をおさめる厨子から出た言葉ですよ。

一般的には観音像はほっそりしたお姿のイメージがありますが、ここの観音像はややぽっちゃり系です。
平安時代の仏教美術の最高傑作とされていて、このぽっちゃり感で人気があるのか
全国から仏像ファンがこの日に押しかけます。私も古い白鳳期のものよりも平安以降のほうが好みです。
ここあたりから顔立ちが大陸風から柔和な和風に変わってくるからです。

観心寺は、私が巡拝中の新西国霊場の客番札所でもあります。
御詠歌「千代までも厄災消除のおん誓い大師のみ手のあとぞ尊き」

さて、お昼なのでなにか食べますか。昨年はうどんを食べたんでしたな。
しかし、今年はうどんがないねえ。特製弁当も完売になってました。

↑食事系はこれしかなかったので。

200円という驚きの安さ。

おみやげはこれにしましょう。昨年と同じですな。

「関西花の寺」の25番でもあります。とくに春の梅や桜、秋の紅葉の名所になってます。
風景の数々

大楠公

後村上天皇旧跡

天皇陵参道

おまけ

春の夕日に照る山もみじ


観光協会が無料シャトルバスを運行してて、それに乗ってもうひとつの御開帳の天野山金剛寺へ。

以下略。その２に続くかも。

蘇芳

変わった花ですねえ。なんて名前なんだろう？

となりで見ていたおばちゃんたちの会話
おばちゃんＡ「これなんて花なん？」
おばちゃんＢ「スオウや、スオウ。うちにも植えてんで」
おばちゃんＡ「どんな字書くん？」
おばちゃんＢ「そんなん知らへんわ。うちはカタカナでスオウ、スオウって書いてんで」
私（スノウ）「（ふーん。スオウか。なんだか憶えやすい名前やな）」

これは「関西花の寺」の石光寺に咲いてた蘇芳。「ハナズオウ」って札が付いてました。
それにしても花の付き方がなんと言いますか、微妙ですね。
帰ってから調べてみると、正確にはハナズオウ（花蘇芳）って言うみたいですね。

葛城ウオークその２

つづくことにしました。

葛城市の「かつらぎの森」にて。たくさんの花をつけたスオウ。

あと７キロです。正面に二上山が見えます。二上山のふもとが今日のゴールです。

９キロ地点の長尾というところにある「孝女伊麻旧跡」。
案内板には、本朝二十四孝のひとつとあります。聞いたことあるようなないような。
西鶴の「本朝二十不孝」はこれをもじったものなのね。

長尾神社。ここで約１０キロ。

長尾神社が藤原京へ続く横大路の西の入口になります。
ここから難波に至る竹内街道が接続しています。竹内街道を奈良側から１キロちょっと歩きます。

大阪側の太子町のルートは昨年に歩いてます。同じような雰囲気ですよ。

芭蕉ゆかりの綿弓塚というところ。

休憩所が併設されてるので一服には最適です。

歩き始めて11キロくらいですかね。10キロを超えると疲れますな。

竹内街道を離れ當麻寺に向かっています。

スタートより12270メートル地点。今日の目的地の當麻寺（たいまでら）に到着。
新西国霊場の第11番札所。本尊は中将姫伝説の當麻曼荼羅です。ここには昨年にバスツアーでも行きました。
御詠歌「極楽をいずくととはば大和なるまるこのさとにゆきてたずねよ」
當麻寺は大きなお寺です。画像は當麻寺信仰の中心となる国宝の曼荼羅堂（本堂）。

曼荼羅堂で拝観できるのは當麻曼荼羅の模写ですが、模写も重要文化財となってます。
中将姫の當麻曼荼羅は奈良国立博物館で30年ぶりに公開中なので今週末に拝観に行くことにします。

蓮花に乗っている中将姫。中将姫は観音菩薩の生まれ変わりとされています。

本堂を出たら、まだ金堂と講堂を見てないのに最後尾スタッフに追いつかれてしまいました。
ウオーキングのルールではコースの片付けをする最後尾スタッフよりも早くゴールしなければなりません。
最後の石光寺に行かずにゴールに向かうというショートカットもできますが、コースは完遂しなければ気が済みません。
このまま先に行っても石光寺もゆっくり見れないけど行きますかね。

関西花の寺霊場の20番札所、石光寺。
ここもバスツアーで昨年に行ってます。話し好きでよくしゃべる住職がいるんですよ。

花の寺なんでとてもきれいにしてあるんですよね。今日は時間がないのでどんな花が咲いてるか見るだけ。
それと、私にはムラサキという花を探すという目的もありますから。

石光寺には、中将姫が蓮糸曼荼羅の糸を染めたという伝説の染め井があります。
う～む、ここにはありませんな。花の寺は見ごたえある花を見せることをメインとしてますからね。
いちおう候補は絞ってますから大丈夫ですよ。それに４月ではまだ咲いてませんでしょ。
（ちなみに候補は、近江の蒲生野、飛鳥の甘樫丘公園と万葉文化館、奈良の春日大社など）

ボタンです。少しだけ咲いてました。これからですよ。

あとはゴールに向うだけ。二上山がよく見えます。

葛城市の観光マスコットの「蓮花（れんか）ちゃん」がお出迎え。中将姫がモデルですよ。
　
ゴール受付は葛城市相撲館にて。

電車で帰るので最終的なゴールは近鉄当麻寺駅です。
本日の踏破距離14,657メートル。実際は行った先であちこち歩き回ってますからもっと歩いてますな。
ああ、くたびれた。