ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

初冬の大台ヶ原 三津河落山へ 再び…5 下山編

2020年12月01日 | 山 近畿 台高山脈・高見山

2020年11月22日(日) ☁/強風 日出ヶ岳~三津河落山

 

大和岳から引き返すところからの続きです

 

さぁ~ 元来た道を戻るだけ

風に追われ 景色を奪われ・・・

それでも楽しんだお山のUターン

 

 

 まずは日本鼻頂点へ戻ろう

 農林水産省雨量計まで急ぐ

 

雨量局の裏側を借りて休んだ

風は止まず 雲は往来するかの様に動き

明るくなったり暗くなったり…

そんな風から守るように 建物がとなってくれた

 

ここからの景色も 閉店とあって

少しも開けようとはしない…

 

今日は本当にダメだな・・・

コーヒーをすすりながら

先の見えぬ白い闇を見つめた

 

 三津河落山分水嶺まで戻ろう

 

おぉ~

一瞬だ 一瞬だが 尾根が見えた

雲が山を越えた瞬間だ

 

すっきりとはしないものの 

懐かしき尾根を捉える事が出来た

 

来年 来れたときは・・・

 

ゲンコツ峠からの尾根

 

すぐに閉じて 視界は奪われた

一瞬のご褒美を胸に 復路を歩きだした

 

 さらば 三津河落山

 

同じコースを戻っているのに ガスも手伝ってか

見る方向が変わると 雰囲気が全く違う感じだ

 

日本画の中にいるような錯覚を覚える事もある

白黒のモノトーンの世界もまた いいものかも…

 

 

  風は相変わらず強い…

 下っては登り返し…

 

ガスは増えても消える事はなく

すべてを包んで をチラホラ落としてくる

 

ここで 防鹿柵にぶつかるが

往路では気が付かなかったものを見つける 

 

 防鹿柵の出入り口?

 国立公園整備事業フムフム

 如来月への急登ふぁいと~

 

山は不思議だ…

同じ道を戻っているはずなのに

少しルート取りが変わるだけで 景色が変わる

 

新たなる山の魅力を見せてくれたり…

痛い経験をさせられたり…

 

本当に山には 不思議な魔力が潜んで試してくる感じ…

良しも悪しも それが面白いと言えば面白い

 

 如来月 再び

 またまた急な下り

 

今日はお天気には恵まれなかった…

でも 決して嫌な山ではなかった…

それ所か・・・

 

ミヤコザサの絨毯も 秋色を通りこして枯色に…

寒々しい冬木の梢も

魔物たちの息遣いの様なガスに包まれ

神秘なる山の世界を演出していた

 

今日でしか味わえない魅力を、知ることが出来た

だが・・・

 

 倒木の残骸…

 

現実に戻ると 風との戦いは続いている…

 

風も冬の便りを運ぶ準備でもしているのか

心底凍てつきそうな冷たさを潜ませ

油断すると吹き飛ばす勢いで体当たりしてきた

 

 

風は沢いているが 樹林帯の中は

人の気配すら消し去り 

眠りの準備をするかの様に静寂に包まれ 

粛々とその時を待っているかのようであった

 

その中を…

 

 名護屋岳の直下の斜面

 

いつの間にか 無言になって

登っては下り…

下っては登りを繰り返しながら 

只管 来たルートを戻っていた

 

 名護屋岳の巻き道

 

 

苔付きの急斜面を見上げた

名古屋岳への直登だ…!

 

急登は もういい…

 

帰りは迷わず 

名護屋岳を巻いていった

 

そして…

 

 名護屋岳の分岐

 

ここからは下りだ!

チチが 励ますように声をかけてくれた

 

頷くようにチチを見て

そのまま 川上辻へと下っていった

 

 ミヤマシキミの蕾

 

途中、ミヤマシキミの群生に出会う

往路では気が付かなかったのはなぜ・・・?

 

ミヤマシキミもまた 冬越しの準備をして

その時を待っているかの様だった

 

ミヤマシキミは 蕾のまま冬越しをして

春に 花を咲かせて 色香を見せてくれるのだ

来年の春まで・・・お休みなさい

 

 下って下って最期防鹿柵!

 川上辻が見えてきたやった~♪

 戻ってきた川上辻!

 通行止めの看板確認!

 もう登らない!さっさと車道に出た

川上辻登山口

 

日出ヶ岳はこの時間 人が多かろう…

そんな事をも考えたが・・・いやいや

登り返しをご遠慮したい事が大きい理由だろうか…

そのまま舗装道路に出て歩いて戻る事にした

 

 20分ほどテクテクと歩こう…

 

ただいま~

 

大台ヶ原ビジターセンターの駐車場に戻ってきた

 

 駐車場もガッスガス!

 

約5時間程度の歩きだったけど

やはり 疲れた…

 

結局最期まで山は微笑んではくれなかったけど

激しい風雨でなかったことに感謝♪

そして神秘なる山を味わえた事に満足である

 

駐駐車場は 日頃に比べると少ないが

やはり 人の集まりはである

早々に片付けて どこにも立ち寄ることなく帰った

 

 

ところで・・・

 

いつになったら 

山歩き後の温泉を味わえるようになるのだろう・・・

まだまだ 気を許せることも無く

密を避けての山歩きが続くのだろう…

 

 

 

 

長編となってしまいました…

自己主観の山行記となってしまっていますが

最期までお付き合い下さり 本当にありがとうございます

 

 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (matsunorida)
2020-12-01 21:42:40
おつかれさまでした
ガスっている大台ケ原も、らしいといえばらしいですね!
毎回読んでいてハラハラしますが今回もご無事で何よりです(^^♪
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Unknown (mituhouse)
2020-12-02 21:40:33
matsunorida様 こんばんは♪
大台ヶ原らしいと言えばそうなんですよね
どこか秘密めいて 嫌いではありませんが
やはり青空の稜線が恋しくなる事ありますね

昔のようには登れなくても 愉しんで登っています
人の少ないお山は 危険もあるけど
魅力もいっぱいで面白いですよね
気を付けながら 楽しめるうちは
楽しんで登りたいと思っています♪

コメントありがとうございます
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Unknown (kokorokotobae)
2020-12-04 23:40:26
コメントありがとうございます。
頂いているのに今気が付きました。
山も忍耐が必要のように思います。
大自然の中で思いっきり
森林のオゾンを吸ってとっても素晴らしいと思います。
若い頃はスキーに学校を休んでまで行っていました。

細密鉛筆画は絵がお好きな方でしたら
いつの日か
みなさん驚くような絵を描かれるようになられます。

期会がございましたら
ぜひお越しくださいませ。
コメントありがとうございます。
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Unknown (mituhouse)
2020-12-05 00:40:38
kokorokotobae様

こんばんは わざわざコメントをありがとうございます
とても嬉しく思います
細密鉛筆がはとても好きですが
私が書くというと 手の届かない感じがしております
ですが なんだか期待してしまいそうなコメント…
一度 挑戦してみたい気持ちになります

人とのかかわりは苦手な私ですが
山が唯一の癒しの場…
その思い出は自分の世界観の中で綴っています
そんなブログにお越しいただけるだけでもうれしく思います
本当にありがとうございます
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