2020年8月2日 金剛山 石ブテ東谷~青崩道
二度目の二俣を右に進んだ先に滝が・・・
その滝からの続きです
滝が次から次へと現れる感じだ
二度目の二俣を過ぎてすぐの滝は
見た目より登り易かった…が
段々 チチがザイルを出す事が少なくなっていく…
何段になった滝なのだろう?
狭い流れを直に登って
登り切ったチチを見て
私が行く…ザイルなしか…
暫く ただの沢道?
登り切った後は余裕ができるが
なぜか 不安もつき纏う…
チチ これが最後の滝?
かなぁ~?
それは あると言う事ですね!
暫く狭い沢歩きを楽しむ
三度目の二俣・・・
これか…
チチがぼそっと言う
どうも最後の二俣のようです
ただ なぜ チチは二俣に拘るのか…?
何かを考えている・・・
何かを探しているというのか・・・
大滝はもう終わったのでは・・・
メインは最初の滝かな?と言って
ヒヤヒヤする滝が いくつか出てきた…
二俣の先に きっと何かが待っている
そんな気がした…
静かに迎える右股へ進む
ガレ場の荒れた道の様になった先に…
15Mの大滝
ジャジャジャジャーン
出た~
・・・やっぱり
最後の大滝!
なぜか 自分におめでとうと言って
泣き笑いをしていた…
さすがにここはザイル有りの様だ
チチは迷わず登っていく!
チチが迷わず登り出した
どんどん登っていく
ザイルと私だけが残された
登っておいで~
まるで蜘蛛の糸?の様なダンチロープ
それは無視して
恐る恐る岩に手をかけた
あれ・・・
見た目と違い 悪くない感じがした
これなら・・・登れそう
到着~♪
今までの小さな滝の方が
怖いと思ところがあったが
大滝は 意外に登り易い!
ザイルにテンションをかける事無く
自身のペースで登る事が出来た
しかし 登り終えても まだ先がある
それでも…
大滝よりも始末に悪いのが
この先に控えているとは知らずに
登れた事に安堵して喜んだ♪
これで滝は終わり・・・
沢歩きも終盤・・・?
土砂が溜まったナメ状を詰める
登山道に変わった・・・?
このまま詰めて登ろう!
な…なんだこの斜面は!
これが噂のアリ地獄!
V字の急斜面をよじ登っていくが
足元が緩くズルズルと滑りやすい!
一旦足を滑らせると
まさに蟻地獄そのものであった
最後の大滝を登った余韻も消えて
辺りを見る余裕も無くなる…
ただ…必死という二文字が
汗となって吹き出る!
滑るぞ~!とチチが云う
チチは二本足で確かめながら進む
私は四つ這い…ズルッ!ひえ~!
最期の詰めはチチも四つ這い?
谷を詰めて漸く 登山道に出た…
出る直前までの直登は まさに蟻地獄
見た目と違い 優しく微笑む道は
容赦なく足元を崩し
ズルズルと引き落とそうとする…
一旦滑るとそのまま地獄へ堕ちていきそう…
気が付けば 膝も 肘も泥だらけ
必死に登った跡がくっきりと残されていた
蟻地獄脱出!
笹床の急登
分岐にでた 初めて人に逢った!
六道の辻だ
もうここからは歩き慣れた登山道を
頂上を目指して歩くだけ
装備はそのままつけたまま…
外すと荷が重くなる…
背負って歩くには…疲れたよ…
チチが笑い
そのまま歩こうと言ってくれた
整備された植林帯の道
金剛山特有の木の根の階段
笹床の尾根道になると
もう 頂上広場は近いぞ♪
別嬪さんのオカトラノオ
ひっそりと見落としやすい大日岳
山頂広場に着いた 人が一気に増えた!
金剛山頂広場
今までとは打って変わって
山頂は 賑やかだった…
谷を詰め終わるまで
人に逢う事はなかった…そして
山頂に来れば 人の山
急に現実に引き戻された感じで
少し戸惑う自分が居た
少し下った広場で 装備を外し
食事をとりながら休憩をとる事にした
山頂のテン場広場
長閑な雰囲気が 沢を登って来た事を忘れさせる
しばらく 木漏れ日の中で 静かに休む
さて帰ろう 今回は初の青崩方面
テバコモミジガサ さようなら♪
ヤマジノホトトギス またいつか♪
崩れてきている登山道
セトの分岐到着!
今日は青崩方面へ
よく見かけるクサアジサイ
ヌスビトハギの集会場?
知らん顔のキツリフネ
セトから黒栂へ下るいつもの道に比べて
歩き易い道がつづいた
なんて歩き易い道なんだろう~
この道が好きになりそうと思た私だった…
だが・・・
出合は右へ…
早赤阪へ抜ける道を懐かし気に見るチチ
高校生の頃 チチはこの道を
仲間と通って村へ抜けたことを話し出した
今回は駐車場の関係から 水越へ下るが
距離があるらしく 歩きがいがあるようだ…
公共交通機関を利用しなければいけないので
コロナ禍が治まるころ歩いてみたい…
そんな事を考えながら
右の道へと下るチチの後について下っていった
山は甘くない!優しい道は…
悪路の始まり…
急な悪路に霹靂…
二度と来るものか!泣きの階段!
笑う ヤブミョウガ
やっと出口だ!
ご苦労様♪とヤマユリがお出迎え
急な下りの悪路と階段から解放された時だった…
セトからの歩き易い道は途中から豹変した!
山で楽な道なんてないのだと
改めて思い知らされた
悪路には 最後まで苦しめられた…
疲れた足には応えたよ
帰り着いたよ水分橋
ムクゲの花に見送られながら
車へと向かった
疲れたね
疲れたよ…
面白かったね
面白かったよ…
いっぱい一杯 遊んだよ
いっぱい一杯 愉しんだね♪
冷たい沢水が恋しいよ…
終
長~いブログに最期までお付き合い下さって
ありがとうございます
皆様のご訪問が励みとなっております
こんばんは。ホントすごいバリルートですね^^; わたしも出身が阿倍野なので小さい頃からMt.Kongoはホームコースで自転車で麓までいって駆け足で登るとかよくやっていました。バリルートも『マルタキ』ルートなる処に連れてってもらった事があり、最後はお二人が登攀されたすごいV字谷を登り六道の辻に出ました。金剛山って深いですよね~^^
金剛山は Home groundなのですね
色々な楽しみ方のあるお山で人気が有りますね
私も以前丸滝を登ったことがあります
その時も確か蟻地獄が待っていました(笑)
お花のお山でもあり 本当に楽しめますね
もしかしたら 金剛山のどこかでお会いすることもあるかもですね♪
楽しみが一つ出来ました♪
コメントをありがとうございます