伝統的な音楽の調べに合わせ、水上を動き回る人形。
その動きはコミカルでありながらも芸が細かく、見ていて飽きません。
ベトナムの水上人形劇、ベトナムに来たら必見です!
水上を舞台に、カラフルに色を塗られた人形たちが、
物語や音楽に沿って縦横無尽に動き回る劇です。
格式ある劇団では伝統楽器の楽団による生演奏とともに物語が展開し、
その音楽も舞台の魅力の一つになっています。
水上人形劇のそもそもの始まりは、
ベトナム北部の、暑く湿気の多い地域の農民たちが、
収穫の祀りの時などに池や湖を舞台に上演していたと考えられていて、
当時は村の寺院やパゴダの池などで上演されていたそうです。
(画像お借りしました)
人形を操るパフォーマーは水を張った舞台の、
三方を囲んでいる薄い幕の奥に隠れて人形を操っています。
人形の仕掛け部分は水の中に沈んでいるので、
観客から見るとまるで水の上を自由自在に人形が動きまわるように見えるのです。
パフォーマーは腰まで水に浸かっての操作となります。
客席は欧米人も多くてほぼ満席でした。