２０１４年９月２０日 あいにくの小雨の日に撮影、作業道路を一年半前から月に一回草刈りを実施した結果、お礼に立派な彼岸花を咲かせてくれました、一年半前は数本しか咲いてなかっ
たが、草刈をして日当たりも通風も良くなり彼岸花の球根が芽を吹きだしのでしょう、彼岸花は彼岸の時期に咲く花で仏教と深い関係が有ります、悟りの境地に極楽浄土に行くことが出来ると
考えられています，秋分日の前後７日間は煩悩に汚れ染まった状態から一時抜け出し、彼岸花のように清く鮮やかに自己を反省することも良いでしょう，我が心と行動に一点の曇りなしは難
しい事だが秋分日前後７日間はその気になるのも良いでしょう。この近くにはキンモクセの花も咲いていて秋を感じさせれる香りを届けてくれます。
彼岸花は赤と白い花（インド）が有ります、彼岸花の咲いている場所は、
田んぼ畦、土手に群生していますが、彼岸花は漢方薬に用いられていましたが、有毒性が強い花でもあり古来から
モグラや野ネズミに巣穴を作らせないために田んぼや畑、土手などに植えられた花ですです、現在限らた場所に群生していますが良く手入れされている棚田に多く見られます。
２０１４年９月１１日 宮崎市大字柏原の倉瀬池にオニバスの花を確認しました、２０１３年８月の池干しから、水生植物の復活を期待して観察を続けてきましたが、２０１４年６月２９日にオニバ
スの第４葉の成長過程を確認し（この時期はオニバスである確認は不確実でした）、７月１７日に完全にオニバスであることが確認出来ました、８月８日ニオニバスの花のつぼみを発見し、
花の開花を週に４回観察に行きましたが、８月は例年になく雨の日が多く池の水位が高くオニバスの開花に水位が適してなかったのか、なかなか開花してくれませんでした、９月に入り雨の日
も少なく、池の水位もかなり下がりオニバスの開花に必要な水位と日照時間も多くなったことが、オニバスの開花になったものと思います、それにしても数十年ぶりオニバスの花を見ることが出
来たことは、奇跡に近いオニバスの生命力には驚きました。
倉瀬池は１６６２年(寛文２年）築造され、宮崎市溜池の中で最大級の受益面積と、貯水量を誇っていますが、数十年間水生植物が壊滅状態が続き２０１３年８月に池干しが２６年ぶりに実施さ
れたことで一年を経過しないうちに多くの水生植物が復活し始めています、依然として水質は悪くアオコが池の半分以上覆うつています、溜池は今や農業用水だけてなく、生物の生息、生育
の場所の保全、住民の憩いの場所でもあり、多くの多目的機能があります、最近異常気象、多発する地震で池の災害も多くなっています、池の管理は従来の管理体制では農家戸数の減少と
高齢化が進む中で管理費用の負担の問題もあり、溜池の保全管理体制の根本的な見直しが必要な時期が来ていると思います。
