あの時のワニ

７月２５日（日）はれ　ちょっと雨

仕事が終わって、ネットニュース見てたら、
諫早湾でワニ発見！というのを見つけた。

ワニが干拓されたところに居たらしい。
てか、実家の前あたりだよ。

じっとしては居られない、
なぜならば、
遠い昔、まだわたしが小学校２年生だったころ
帰り道にある、細長い決して綺麗ではない小川みたいなところで
【ワニ】を見たことがあるのだ。

その当時、わたしは一人で家まで帰っていた。
心細い時に、動物園でも滅多にお目にかかることができない代物を発見したわけで
それはそれは恐怖で走って家まで一直線だった。
母に話したことを思い出す。
母は信じてくれなかった。
その日以来、そこを通る時はその小川を見ないように、
しかも走って通り過ぎるように心がけていたのだ。

わたしは、この発見されたワニはその時のワニだと確信。
迷わず実家に電話したけど、
当時、話を聞き流した母は、【そう】といって今日も話を流した。
信じて欲しくて、弟にも話した。
【ほんと！？そう。】弟は信じてくれたようで聞き流したっぽい。
それでも信じて欲しくて、妹にも話した。
そしたら笑われた。
誰も信じてくれないのだった。

そうさ、そのときは一人だったからな。
誰もアリバイを証明できる人間が居ないのさ。

ひとりこの思い出を封印しようにもできないので、
ここにこの話を記録することに決めたわたしだった。


いや、しかしビックリね、
まさか無事に生きてるとは。。。

遥か２４年も前の自分の目を、記憶を疑わない、頑固なチャンでもあった。


だって、本当に見たんだもん。