1の意味を理解すると言う事は、絶対に必要なことなんです。
教え方の上手な先生につけば、20~30分もあれば理解の到達が可能です。
1は、1あたり量の1であり、基準になる数だと言うことなんです。
ですから、九九も 2X1から覚えて行きます。 1あたり2こが1回と言う割合でと言うように!中には、2X0=0から載せているのもありますね!
説明を求められれば説明はつきますが、2年生で初めて覚える九九の中に、0の意味を理解させるのは、一苦労だと思います。九九は、大変重要で暗記の後で意味の説明を持ってくるのか、先に説明をして暗記に持って行くのかは別にして、九九の2X1=2だけで相当な意味が含まれていているので、この学年のこの時期の九九学習には、全生徒に全精力を傾けて欲しいと思います。
2X0=0 3X0=0 4X0=0 ・・・・・・この時の 0の意味の教え方で質問される事がよくあります。 色いろと説がある事は、承知していますが、私の考えを述べますと、算数は、”割合”絡みの学習ですので、この場合の説明も 割合を使って ”九九は、かけざんで、基の数を割合で増やそうとしていますが、増やそうとする割合が、 0であるときは、答えも 0になっちゃうんです” 0を教えるタイミングも大事ですね!
200X1=200 0.8X1=0.8 1.025X1=1.025 3/100X1=3/100
という様に、1をかければすべて 基の数と答えの数は、同一です。
これで分かることは、1は、一様に基の数を表している。 また、1は、1あたり量が1回ある事をも表している。 この押さえが、割合において意外と忘れられている。
この現実を解決すれば、算数の苦手部分は、すぐに解決する。
そこで例題を解いてみましょう。
例題、1 卸売り市場で仕入れた、マグロを一尾¥1,000,000を40%の利益を見込んですし店に売ることにした。いくらで売ることになるでしょうか?
式は、つぎのようになります。 ¥1,000,000x(1+0.4)=¥1,400,000
この時の ( 1 + 0.4 )の 1は、先ほどの九九表で説明した通り 基の数の
1,000,000を表します。 0.4も1,000,000X0.4を表します。 ( )の意味は
基準とした 1から 0.4 +の方向 すなわち、1に対して0.4の割合を儲けようとしています。 これは、売価計算の基本問題です。 この問題で、 1の意味を確認できればと思います。 利息計算も、同じです。
例題、2 ¥500,000を年利1%で1年間預けた場合、一年後の元利合計は、いくらでしょうか?
式は、つぎのようになります。 ¥500,000X(1+0.01)=¥505,000
この場合も (1+0.01)の 1は、500,000を表し、0.01は、500,000X0.01を表します。 したがって、売価計算も利息計算も同じと言えます。
整理しますと、”割合・文章問題・比・速さに関する問題等”にお困りであれば、九九表の理解から始めて1の理解、割合の理解へと進み、文章問題は、割合を活用して問題から文章を取り除く手法を理解する”
この様な文章説明ではなく、板書で直接説明ができれば、わかり易さが違ったものになったとおもうのですが、致し方ございませんでした。
自身の文章作成の下手さを恥じる次第です。しかし、気持ちだけは、真心で投稿させていただきました。
短い期間でございましたが、お付き合い下さいまして、ありがとうございました。
感謝申し上げながら、これで投稿を終わらせていただきます。