先日の算数指導は、6年生「比例・反比例」の反比例で式作りからX・Yの表作りそしてグラフ作り。
宿題片付けの放課後学習でありました。
3÷3=の1の答えが即座に言えないような子から、表を見ていち早く答える子供もいるという状況の
放課後学習のメンバーです。計算力が不足している子供は、概して全体が遅れ気味です。しかしながら
丁寧に分かりやすく指導すると、理解に到達するものです。
y = 決まった数 ÷ X 出来ないでいる子達は、決まった数の出し方どころか、y と X がどこ
からくるものやら分かりません。(多分、聞き逃しでわからないのでしょう) 当然のように比例式のY=決まった数
X x が理解できていません。学校では全体授業になる為聞き逃しで質問自体ができません。
しかしながら放課後学習では、マンツーマンで指導が出来ますのでこの子には救いです。
丁寧にどこで分からなくなったのか見てあげると、そこが見えてくるのです。
比例・反比例で困る所は、大体において同じところとなるようです。それは、X ・ Yの表作りと表の見方そして
利用です。(他の子を含めて、比例・反比例は中学校に上がっても勉強をするので、分からない所がないように
しておきましょうと言って更なる勉強に繋げました。)
速さの問題に入りましょう。
多くの学校では、道のり計算として公式と名付け 道のり=速さX時間
速さ=道のり÷時間
時間=道のり÷速さ の3種類を暗記しているようです。
この学習も出来る子・出来ない子とその中間というように分かれるようです。
ここで注意して頂きたいのは、学校レベルと入試レベルの違いを少しは知っていて欲しいという事です。
次の2問を比較して見てください。
*学校では なおきさんの家から駅までの道のりは800mです。 分速60mで歩くと、家から駅まで
何分かかりますか。
*入試では きみえさんは家から800mはなれたコンビニまで買い物に行きました。途中にある郵便局
まで3分かかり、その9分後にコンビニにつきました。するときみえさんの家から郵便局までは
何mはなれていることになりますか。
学校問題 では「道のり計算」だけですが、
入試問題 では、「道のり」+「比」が伴ってきて 学校だけの問題で理解できたと思っていると
いざという時間に合いません。こういった問題の違いもあるんだという事を知っておいて欲しいという
事です。
1あたり量・割合・比べる量(啓林館)など それぞれ決められた言葉・決められた位置などは
学校で教わった全国共通の基本ですのでしっかりとおぼえましょう。
式はどうでも良いと考えていればどこかで詰まります。
それと指導対象者は千差万別でそれぞれの指導方法があるという事も忘れてはいけません。
基本の後に応用がある。