前回のブログで、1/28のTV番組6CH「ひるおび」での放送で、文章問題の
(8人に6本ずつ配ると・・・・) 8 X 6 = 48 答え 48本 今、小学校では Xに
なるらしいとの設問に、レギュラー出演の尾木教授他2名は、8X6=48でも6X8=48でも、
交換の法則からしてどちらでも○になるのではないかと説明をしていました。
番組としての結論を付けないまま終了して、間違った考え方を電波に乗せて全国に発信し
た弊害は大きいものがあります。
これに惑わされて、正しい知識が吸収できないで成長していく小学生を思うとき、心配でな
りません。
先日、家内から勤めているスーパーマーケットのマネージャーが、売上の対前年比・粗利
益率・在庫比率等の資料を検討していた中で、そのマネージャーは、「割合」の見方が分か
っておらず話が中断する事しばしばで、「勉強をし直して来なさい」と言ってどちらが上司で
どちらが部下なのか分からない会社であると愚痴話を聞かされました。
私は、この二つの現象から改めて「割合指導」の重要性・重大性を感じました。
社会に出れば必然的に割合というものは分かって来るものだと考えて良い事でしょうか。
この二つの尾木教授他出演者・スーパーマーケットマネージャーの現象は、ひと握りの現
象でしょうか。・・・・・私はそうは思いません。50%以上の国民は、理解に至っていないと
思います。
この状態を作り出したのは、一体どうしてなのでしょうか!
誰が、こういう状態を作ったのでしょうか。
割合は、
分かる事が難しいのでしょうか
教える事が難しいのでしょうか
国・文部科学省・教育委員会・学校・指導者全ての責任でしょう。
小学校における割合指導は、特に重要です。
分からない生徒がゼロにするぐらいの気概で教え切らないと、こういう状態は延々と続き
信頼を得ることは出来ないと思います。
昨年のあるTV番組で、校長先生の発案で教師一丸となって放課後も活用して、分かるま
で教える姿を見ました。
その小学校は、その校長先生が来るまで県内で成績が一番悪く、教師一丸となって生徒
と共に努力した所、上位に届いたと言う事でした。
分かり易い指導法と努力で必ず解決します。 断言できます。
習うも・教えるも 割合は、 1 が出発点
1 を境に増やしたり減らしたり。
( 1+0.2 )は、1あたり量の1を、0.2増やしています。
九九も、1X1 2X1 3X1 4X1 ・・・・・・1を基準にして X2 X3 X4と増やしています。
正しく X1 X2 X3 ・・・かける数がわりあいです。意外と理解せずに学年を上がって行く
生徒が多いと指摘しておきたいと思います。