このブログ投稿記事は、岡山県東北部に位置する赤磐市域内の
城南小学校・仁美小学校・笹岡小学校その他数校の小学校に通う
児童が赤磐市立吉井公民館・同市立笹岡公民館が主催する放課後
学習(放課後から帰宅するまで、勉強とお遊びで楽しく過ごす)あるい
は、週末の土日を活用した週末学習(ソロバン・算数講座)に参加さ
れた中で学習について実際にあった出来事と問題点を披露して共に
指導法などを考えて、理解に苦しむ児童達を拾い上げる方策と解決
の糸口を見つける努力を知っていただく為に、ブログ投稿しています。
さて、今回は4年生の割り算筆算の「最初の答えの出が遅い、又は出来ないでいる児童」の為の
作問と指導法です。
次のような問題で、投げやりになった児童がいました。
1139÷17= 3年生までは、算数が好きだったと言っています。
この児童が通う小学校は、小規模校で複式学級です。3・4年生クラスです。
私が思うに、小規模だから一人ひとり丁寧にフォロー出来るのではと思っていましたが
どうもそうではなさそうです。
この子のために次のような問題を作ってみました。
<最初の答えが出にくい児童のための繰り返し練習問題>
最初の答えだけ見つけましょう。あまりは、書きません。
74 ÷ 18 =
96 ÷ 17 =
指導法
では、 あたまの数9と1を見て、9から1は
65 ÷ 36 = とれますか?取れるとすると何回と
523 ÷ 69 = れますか!
9回 それでいいです
171 ÷ 18 = よ。じゃあーこの9を17に頭からか
278 ÷ 97 = けていきます。9×1が9 9がなく
87 ÷ 26 = なって残りは6です。次の9×7の分
91 ÷ 38 = 足りませんね!
417 ÷ 85 = こういう場合は、答えを減らしていって次の分が残
621 ÷ 24 = っているかどうか「にらんで下さい」そうすると、5に
すれば残りが46となって5×7の分ありますね!
あわてずに地道に、このようにすればいいのですよ
そう!地道になんですね!・・・この児童は理解できるようになりました。
次は5年生の分数問題足し算・引き算の通分で最小公倍数が理解出来ていない例
分子/分母とします。
1 /3 + 3 /4 = のような問題ならば合っているが
5 /12 + 3 /14 = のように数字が大きくなると、誰に教えてもらったのか12と14をかけて
通分しているのです。後で聞いたのですが倍数を使うのが知らなかった
という事と数字が大きくなると計算が面倒だということでした。
それじゃ、そういう時は「連除法」というやり方があるのでやってみましょうとなりやりました。
すると「分かり易いと言って手を叩いて喜びました」
このようにして、理解に苦しむ児童には別の角度からの教え方も、柔軟に使うことが必要なことで
あると思うと同時に、フォローの出来る指導者の側の体制づくりが必要なことであると感じた次第です
次回は、6年生の「速さ」に関連する出来事を投稿します。