近所のバイク店で遭遇した、カワサキ 500SS MACHⅢ。通称マッハⅢ。
1969年から発売された初期型のようです。
友人が所有してたので、何度か借りて乗ったことがあります。
暴力的なこのバイクは、今でもオヤジには魔力を効かせます。
当時は最高速、ゼロヨン共に国内最速を誇っておりました。
とにかくパワフルでピーキーなエンジンでした。
その暴力的な(クセになる)加速を生み出す2サイクル3気筒エンジン。
メカニカルノイズと振動が大きかったです。
そして排気の白煙がスゴくて、まるで煙幕。
こいつに追い越されて煙幕喰らったら、ムカつくでしょうね。
なんとも懐かしいフォルムのシート。
暴力的なGと振動で、スベるんです。
このタンクのフォルムが好きでした。
シンプルなラインが、いかにもマッハlってノリです。
フレームがエンジンに負けているので、ハンドリングをカバーしたかったステアリングダンパー。
ビギナーだった頃のオヤジには、乗りこなせないマシーンでした。
なんせパワーはあるが特性はピーキーで、ツボにハマればハリケーン。
ブレーキは効かない、曲がらない、なんともじゃじゃ馬でした。
しかし、後発の750(H2)に乗ったときは、更にショックを受けるがじゃった・・・
現在、もしもこの兄弟に乗れるならば、コーナーはおっかないからやめといて
一度でいいから、ストレートを思いっきり全開でウィリーしながら、煙幕張ってみたいなぁ。
カワサキのバイクは男心をくすぐる、なにかがあるみたいです。
キXXガイマッハとか後家さん製造機とか言ってましたね。
曲がらない、止まらないで有名でした。
昔知り合いが乗っていて大橋通でブレーキングしたら堀詰で停まった。職場まで2速しか使わんとか与太話をしてたのを覚えています。30年以上の前の話です(=^・^=)
実動車に遭遇できて嬉しかったです。
馬力競争の仇花のようなマシーンでしたね。
コントロールしにくく、事故が多発したようです。
後発のH2(750)と合わせて、悪魔の魅力にシビれました。
でも、所有する勇気は無かったです・・・