最近、親ガチャという言葉が話題になっています。
若い人たちの言葉だそうですが、
上手いこと言うな~と感心しています。
私自身、貧乏な家に育って四大に行きたかったのに、
行かせてもらえませんでした。
短大に行きましたが、学費を稼ぐためにバイトに明け暮れ、
しんどかったという思いしかありません。
私の家庭の場合、父は大学に行っても良いと言っていたのですが、
母が絶対にダメだといい大喧嘩になりました。
正直、今まで貧乏だったから大学に行けなかった。
貧乏じゃなかったら人生もっと違っていただろうなと思うことは
しょっちゅうありました。
でも、よくよく考えてみたら私の場合、貧乏だけが原因ではなく
母の考えによるところが大きいということに気づきました。
母は教育とかに全く理解がない人で
「女の子は大学なんて行かなくていい」とか
確か中学生の頃、私が本を読んでいたら「本ばっかり読んで」と怒りました。
もちろん学習塾も行ったことがありません。
私のいとこが息子を大学院まで入れたのですが、
「うちにはなんの財産もないから教育だけは身につけてやりたい」と言ったのが
印象的でした。
私の母にこんな考えが少しでもあったら私の人生も変わったのかもと思い、
未だに悔しいのです。
親ガチャという言葉を聞いた時、なんだかすっと腑に落ちました。
なんでも親のせいにするんじゃないという意見を聞いたりすると、
それは親に恵まれていたからだと思ってしまうのです。