12・8・1
間もなく破綻
ここではお話できないようなカラクリを重ね、翌月、
3LDKのマンションを購入したが、間もなく、バブルが弾け、
あぶく銭を稼ぐ手筈も消失した。したがって
住宅金融公庫と年金事業団への返済が重くのしかかってきた。
せっかく買ったマンションの価格も相当下落、
負債を相当残して、処分せざるを得なり、賃貸マンションに避難した。
バブルが弾け不動産価格は驚くほど下落した。
バブルで多少のあぶく銭を稼いだ残りの、さらにその残りで買ったのが今の住まい、
鎌ケ谷グリーンハイツの3DK、夫婦2人の生活では充分なスペースです。
友人知人に移転通知を送ると、間もなく、
「いよいよ終の棲家ですね…」と云うようなことを言われる。
環境もスペースも生活するにはここで十分、だが
鎌ケ谷グリーンハイツの3DKが終の棲家ではあまりにも寂しい。
「何時かは市川へ帰りたい!」思いがある。夢がある。
こうした思いも夢も、思いがあった、夢があったというように過去形になりつつあった。
「何時かは市川へ帰りたい!」だが、
「無理だろうな…」の思いがある。
所謂潜在意識は否定的な気持ちで充満している。
わけありの事故物件を買い損なった時も
潜在意識の領域では相当弱気だったことが思い出された。
「無理だろうな…」の思いを引きずって、市川へ帰れるわけがない。
潜在意識領域から、
「無理だろうな…」の思いを如何に払拭するか、
が当面のテーマになった。