モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

ビールの売り娘 

2012年09月05日 | 折り紙切り紙

12・9・5

 無財の七施

 

東京ドームが開設されて間もなくのこと、、

巨人ヤクルト戦のチケットを一枚貰った。

 

桑田が投げて

古田がホームランを打ったのは覚えているが、

どっちが勝ったか負けたか覚えがない。

 

アンチジャイアンツの私は一塁側の内野席、

肩身が狭い思いだった。

 

このブログには度々書いた話題ですが、

私の席の右斜め下あたりに、

チョッと可愛らしく振る舞うビールの売り娘は、

ビールを渡し、お金を貰うと

帽子の庇に手を添え、

右足を気持ち曳いて笑顔でチョッとお辞儀をする。

すると、次のお客さんがいる。

次のお客さん…次のお客さん…と引っ切り無しに続く。

 

一方元気のいい高校生か大学生の男の子は

「ビール如何ですか!ビール如何ですか!」と歩き回る。

時々ビールが売れる。

ビールを渡してお金を貰うと

目は次のお客を探し、すぐさま歩き出す。

 

あの娘が10回売るうちに

他の売り子は何回ビールを売るか、カウントしてみた。

 

10対2か偶に10対3、10対4は無かった。

いったいこの差は何なのか…。

 

経営していた不動産会社を倒産させ、

やっと一段落したころのこと、

10対2偶に10対3の差に

これから立ち直りたい私には何か

神秘的な力がこの世に存在するのでは…と

考える端緒だった。

 

その娘が生来持っている才覚かも知れない。もし、

努力してそうした不思議な力が獲得できるなら、

是非私もチャランジしたい。

 

以来20数年、このことが頭から離れなかった。最近、

努力して獲得できる力じゃなかろうか…と思えてきた。