12・9・14
折り紙切り紙500日
以前このブログでも書きましたが、
船橋・八千代・千葉地区を中心にアコーデオンの伴奏で
童謡唱歌を中心にみんなで歌う会の主宰者
内藤ひろをさんを地域新聞で取材しました。その折にきいた、
本を一冊丸ごと書き写す効用のようなことを聴いたのが
深く印象に残りました。
何時かは真似してみようと思っていました。
樋口一葉の「十三夜」天風師の「安定打座考抄」
幸田露伴の「五重塔」芥川龍之介の「蜜柑」を
ノートに丸ごと書き写しました。
その頃船橋市金杉にある本多肇折り紙会館を取材して
地域新聞にレポートを書きました。
大阪の内科小児科医藤森博さんは
折り紙とノーマン・カズンズ著「笑いと治癒力」とは基本的には同じである。
と云うようなことを仰っている。
「笑いと治癒力」を数回読み返しても
折り紙との関わりはどこにも書いてない。
仕方がないので千羽鶴を折り始めました。
折っても折っても折り紙と治癒力の関係は皆目見当がつかない。
昨年(2011)十一月鎌ケ谷市が実施する健康診断の血液検査では
全項目がすべて改善されていた。
千羽鶴を折り続けた結果だろう、と思った。
指先を使う、僅かな時間でも一時、集中する、
一羽折る毎に細やかでも完成させた喜びがある。
五十羽折った、百羽折った、節目節目に達成感がある。
一つ一つは取るに足らない程のことです。こうして五千羽ぐらい折ると、
血液検査に結果が表れる。
こうした背景もあって、
樋口一葉の「にごり絵」を書き写した。
そして今回始めて実行したことは
リニアに書き写すのではなく、
一区切りの文字を映像として記憶して、
映像記憶をノートに書く。
記憶の仕方をリニアからデジタルへと変えてみた。
天風誦句集はページ全体をデジタルに再現、
字数、行数を同じにノートに書き写す。
よりデジタルに近づける工夫をした。
以前書き写した「安定打座考抄」
第二章「無我一念」に思い至った。