モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

歓びに係る

2012年09月08日 | 折り紙切り紙

12・9・8 

無財の七施

歓びに係ること

あの落描き絵地図 落描きスケッチ、ヤクザと縁が切れたことは

生き方を変えた最初の出来事だったような気がする。

 

度々このブログでも書きましたが、

特別養護老人施設に入居するお年寄りに、

はがきを差し上げるボランティア活動を始めています。

お年寄りに毎月はがきを差し上げることで、はがき文が書けた。

後に俳句に興味が湧き短歌、詩に発展、後々

ミニコミ誌地域新聞にレポートを書くようになります。

切り絵から絵が描け、水彩画を描き、絵画に興味を覚えるなど、

今まで考えられなかった良いことが次々と起こる。

 

施設に入居するお年寄りの大部分は認知症です。

当時は認知症と云う言葉ではなく痴呆症と云っていました。

 

施設の職員の話によれば

認知症のお年寄りもはがきを受け取ると、

一瞬ニッコッと笑う、と云う。

 

天風師の「安定打坐考抄」によると

無念無想の境地は瞬間活法、瞬間命が活力を得る。

 

「喜ぶ」と云うことはその一瞬、お年寄りが生きる活力を得る、と考えられる。

 

私たちが差し上げたはがきが認知症のお年寄りに一瞬でも歓びに係る。

一瞬の歓びに係っただけでお年寄りの歓びが波動?となって、

人が人らしく生きるためにこれ程のご褒美?を頂ける。

 

無財の七施を歓びに係る、と言い換えてみた。

無財七施とは、財産が無くても施せる、と云う仏教の教えです。

 

財産が無くても施せる、を

何時でも何処でも、歓びに係る、と言い換えて良いと思う。

 

特に眼施、優しい眼差し、

和顔施、穏やかな笑顔、

言辞施、優しい言葉、

心施、思いやり、

身施、手助けだったら

何時でも何処でも出来る。

 

九月五日にこのブログで申し上げた

東京ドームで見たビールの売り娘の日常が

多分そうであろう、と思います。

明日、このことについてもう少し申し上げます。