みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 優しさを勘違い

2016-10-19 22:05:42 | 日記
人と親身に接していないせいか、親切に過敏になっている。とりわけ優しい行動に。とはいえ友人のいないあたしに親切にしてくれるのは職場に来るメーカーさんだ。親切に色々教えてくれるから嬉しくなってつい、なつきそうになるが、ちょっと冷静になれば販売員にメーカーさんが優しいのは当然だ。自分のメーカー品を売って欲しい、例えあたしがしがないパートだとしてもそこに利害関係があるから優しさは成り立っている。あたしという個人に与えられる親切ではない。我ながらしょうもないな、と思う。いつの間にかこんなにも人に飢えているのか。今のあたしならば結婚詐欺にすぐ引っかかるだろう。利害関係の親切をあたしへの優しさと勘違いして。でもお金がないから結婚詐欺さえ、あたしの所には来ないだろう。もっとしょうもないのは詐欺でもいいから側にいて欲しい、優しい言葉が欲しいと思ってしまうあたしの弱さ。親切にされると涙がでる。過剰にありがとう、ありがとうって思って引かれる。世の中は需要と供給で、できているのに。勘違いに気がついた後の冷え冷えとした感情が居たたまれない。寂しいのか。途方もなく寂しいのか?とぼとぼ歩く、とぼとぼと口に出してみる。そんなことしている自分を白々しいとまた自分が責める。優しいものはとても怖いから、泣いてしまうあなたは優しいから。by鬼束ちひろさん。は本当だった。なんにせよ、あたしはいつだって気がつくのが遅い。親切を勘違いしてはいけない。優しい言葉に頼ってはいけない。手を伸ばしてしまえばまたがっかりする。なんとか強くならなくちゃ。なんとか上手く歩かなきゃ。でも優しくされるとやっぱり嬉しいんだな。他人に対する感謝をもっと早く覚えていればよかったな。そうしたら今一人ぼっちじゃないかもしれない。まあ、人生にもし、はないんだけど。優しくされたいし、優しくしたいな。利害関係じゃない人に。過ぎた望みだな、と笑う。普通に話す人もいないのにね・・