2010-05-09 | 介護日記

幼稚園の催しに数人のメンバーでの『読み聞かせ』に行った。
本番が始まったが、稽古も打合せもしていないから、うまくいく訳がない親子連れの客がどんどん帰っていく



まだ胸がドキドキしている。

今日は夫の誕生日だ。
去年は母の介護で、
今年は父の介護で一緒に祝うことが出来なかった

寝る前にそんなことを考えていたから変な夢見たのかな。


母の秘密

2010-05-09 | 介護日記

去年のちょうど今頃のこと…母が悪戯っぽい顔で娘となにやら話していた。
「おばあちゃん、何て言ってたの?」と娘に聞いたら古びた小さなポシェットを見せて「死んだら中見ていいよ、だってさ」と笑いながら言う。
まさかあの後すぐ死んじゃうなんて思ってもいなかった。

今日、引き出しを片付けていたらそのポシェットが出てきた。
中には何通かの手紙が…
差出人の住所に覚えがあった。
昔々、高校に受かったお祝いだ、と母が突然名古屋の東山動物園に連れて行ってくれたことがある。
その時母の幼馴染みだというオジサンのレストランに立ち寄った。

それだけの話しなんだけど、その手紙はあの時の人からだとすぐ分かった。

それは熱烈なラブレターだった
何枚かあったけど数行読んで便箋を封筒に戻した。

母がその人ではなくコブ付きのチチと結婚をしたことは、大人になって女同士の話をするようになってからなんとなく聞いていた。
「アッチと一緒になってた方が幸せだったと思うことない?」と訊いたこともあった。母は鼻で笑っていたが本音はどうだったんだろう。
でも、娘と話していたあのときのお茶目な笑顔を思うと、何か嬉しい。

だって消印見るとその熱烈ラブレターは10数年前なんだもの。
70歳でラブレター貰えるなんて羨ましいぞ

その後別の引き出しからチチの詠んだ短歌が書き付けてある紙が出てきた。
これも母への想いを書き連ねてある

書き写したいくらいだけどやめておこう。