モナミの庭から

ビストロの庭の花をメインに紹介。
ハーブ・野菜・花木・山野草・多肉も。
たまに料理と素材の話など

土筆は誰の子?

2011-03-25 | 野草・山菜

   ツクシ        木賊(トクサ)科  多年草

 土筆・・・・土に筆を差した様に見えるから・・・だそうです。

ツクシ、誰の子?スギナの子・・と、子供の頃、教わりました。

ツクシとスギナは地下茎でつながっています。 親子ですね?

ツクシが子供と言いますが、ツクシが先に地面から出て来ます。

ツクシの役目は、胞子をふりまく事です。

スギナは、光合成の役目で、栄養を取り込みます。

どちらが親か?子か? 鶏と卵の関係みたいですね。

スギナは、湿り気が多くても、多少日陰でも育っています。

酸性土壌を好むと言われるので、畑や庭でスギナを見たら、

酸性になっているのだなと思い、苦土石灰か、草木灰をまいています。

 

ツクシの頭のカサの部分と、節部に付いているハカマを取って、

汁の実、和え物、佃煮などの料理をして、春を味わいました。

ヨーロッパでは、スギナの方がミネラルやビタミンがあるので、

傷につける薬にしたり、ハーブティにして飲まれていたり、

ミョウバンを媒染剤にして、明るい黄土色の染料に利用されています。

日本では、やっかいな雑草で嫌われ者でしたが、

最近は、ミネラルを評価されて、ハーブティなど、利用されてきました。

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日本と西洋タンポポ

2011-03-25 | 多年草

  蒲公英       キク科 多年草 

      

今では、道端でもどこでも、普通に見られる西洋タンポポです。

花の根元を見て、ガクが反り返っているものが西洋種です。

20数年前には、ココに無かったので、

   種を買って、ハウス内で栽培しました。

   若い葉をサラダや、肉と炒めて食べると、

   ほろ苦い味が、春だなぁ・・と思いました。

 数年育てた大株は、深く掘りあげて、根をコーヒーの様にしました。

洗って、5ミリの厚さ程度に切って、ザルに広げて天日に干します。

フライパンで空煎りして、ミルで挽きます。

味は・・・・・ですが、カフェイン成分がないので、カフェインが苦手なのと

胃の弱ってる時に、コーヒーが飲みたくて、コーヒーの代用として飲みました。

  こちらは、ガクが花に着いている日本タンポポです。

 茎をキャラ蕗と同じ様に、醤油と少しのみりんで煮て、食べていました。

 こちらに来たら、タンポポは食べないと言われました。

 「そんな、道の草を食わなくても、もっと旨いモノがたくさんあるからね。

 神奈川って、都会の人は、ずいぶんと変なモノを食うんだね。」と笑われました。  

 道端のヨモギや蕗が長生きの薬だと、ありがたがって食べていますが、

 もちろんヨモギも蕗も食べましたが、タンポポとそう違わないと思いますが・・・・

神奈川県小田原市出身ですが、母がよく作ってくれたので、食べました。

 でも、母は静岡県御殿場市出身なので・・・

 キャラタンポポは、御殿場の料理だったのかもしれません。

 ユキノシタもツクシも食べました。土手のスカンポも、芋の茎も・・・・

 こちらに来たら、誰も食べた事が無いと言われましたが・・・

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