エコツアーじゃけん

　朝、ちょっと気になるニュースをやっとったけん。
富士山麓の樹海がエコツアーの参加者に踏み荒らされて、山梨県がガイドラインを設けようとしとるそうじゃけん。

…。

　なんか笑うてしもうたけん。
おいおい、エコツアーってそんなもんか！。
なんか主旨を間違うとるけん。
だいたい、エコツアーなんて言葉だけが先走りしてのう、みんな意味を理解しとるのかわからんけん。
レジャーとビジネスとエコロジーのバランスがとれとらんけん。
ガイドや、ＮＰＯ法人は、もっと海外に出て勉強せんといかんけん。

　もっとも、参加する側も勉強が足りんけん。
何の目的で参加するんか考えんと、カタチばかりのエコロジーじゃしかたないけん。

　そもそも、富士山という場所が開かれ過ぎとるけん。
わしも、車をとばして一時間ほどで行けるけん、暑うなるとちょくちょく行くかのう。
そんなお手軽な場所じゃけん、エコロジーなど縁のない身勝手な人たちに不法投棄なんかされて、世界遺産の登録を拒否される訳じゃけん。

　富士山は、そもそも信仰の山じゃけん。
充分に管理できんまま観光化されるのは、日本人としてのアイデンティティーの危機じゃけん。
グローバルスタンダードなどどうでもいいんなら、信仰と結び付いたエコロジーが存在してもいいけん。
トラディショナルなエコツアーとして、富士講を体験させるというのはどうかのう。
日本人にはあっとるような気がするけん。